土間コンクリートの勾配を考えるとき。
— sinden takeshi (sakato0927) (@kenji_morita) 2018年8月4日
どのように3点決めても、そこには1つのねじれてない平面が現れる。
4点目はその平面上でなければ、土間面はひとつの平面にならない。
4点目が最初の平面に入らないのなら、2つの平面を作るということ。
つまり、職人は3角形の組合せをイメージして施工している説
職人はねじれるってよく言うけど、2つの平面になるってことだったのねー。
— sinden takeshi (sakato0927) (@kenji_morita) 2018年8月4日
つまりうまく作れるのはポリゴン的な形であって、滑らかな曲線は苦手なんだな。
そりゃそうだ、つまるところ測って点を決めて、ほんでまっすぐな棒を使って形をとっているだけなのだから。
住宅の庭工事は、道路工事なんかの大規模な工事と違って、
少量だが複雑な形のコンクリートを打つことが多い。
水たまりができないようにするための勾配(坂)も複雑になる。
基本は家から道路に向かって流れるように勾配をとっていく。
ここで、その坂が「ひとつの平面」であればコトはシンプルである。
その面の中のどの2点を結んでも直線だ。
つまり、コンクリートを均す際のガイドになる糸はどこに張ってもいいということである。
端の高さを決めて、中間部分はまっすぐな板で均せば、理論的には施工できるということになる。
問題は面がねじれる場合だ。
平面がねじれる場合、どのように施工しているのか、今までなんとなくでしか理解していなかったが・・・
よくよく考え直してみると、職人はねじれた面をつくっているのではなかった。
彼らは、2つの面を施工していたのだ。
つまり原則として、彼らは曲面はつくれないのである。
あくまで施工できるのはひとつの平面であり、その組み合わせなのだ。
平面の「組み合わせ」というのはポリゴンをイメージしてもらうといい。
ポリゴンには曲面はなく、平面の組み合わせで立体を表現している。
まさにそれと同じだ。
だから、職人は3角形の組み合わせをイメージして施工しているといえる。
このことを押さえておくだけでも、自信をもった設計の助けになるはずである。