時短読書ハック Sakatoの書評ブログ

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マルチタスクの話を大きくまとめてみる

マルチタスクについて

マルチタスク批判をいくつか耳にしたので、私の意見をまとめてみます。

 

 

先に結論

私が言いたいのはたった一つ。

 

マルチタスクがいいのかシングルタスクがいいのかは、

どれくらいの時間的オーダー(スケール)で考えるかによります

つまり、秒の世界の話をしているのか、分単位なのか時間単位なのか

はたまた日月年単位の話なのか、人生レベルの話なのか。

そこをはっきりしなくては混乱してしまうということです。

 

それぞれみていこう

最小単位では

初期仏教の知見では、人間にはそもそもシングルタスクしかありません。

いろんなことをやっているように見えても、瞬間瞬間はひとつのことしかしていないのです。

仏教は刹那瞬という、めちゃくちゃ小さな時間的スケールを持つ世界観です。

瞬間瞬間に、何かひとつのことをやっているのです。

細かく見ていくと究極のところ、人間はシングルタスクでしかありえないということです。

 

 

秒~時間単位では

さて、もっと普通のオーダーで考えましょう。

秒~時間単位ではどうか。

 

このあたりのオーダーがマルチタスク批判の主戦場です。

「いますぐマルチタスクを止めよう!」という気になるインフォグラフィック | パレオな男

で述べられているように、シングルタスクが正論なのです。

もっとちゃんと表現すると、仕事の効率を上げるには、

できるだけ中断がないようにするべき、ということです。

当然ですね。

明日のプレゼンの準備をしているときに、何か心配事や悩み事が頭に浮かんでいたら、

それはその都度目の前の仕事を中断しているのと同じです。

電話がかかってきたり、話しかけられたり、スマホでニュースチェックしたりを頻繁に繰り返してたいら、全体としての仕事のクオリティは落ちます。

ひとつひとつの集中力が低いからです。

この傾向は頭脳労働やクリエイティビティが求められる仕事であるほど顕著であることでしょう。

肉体労働の成果=かけた時間×集中度

ですが

頭脳労働の成果=かけた時間×集中度^2

であると、メンタリストDaigoさんも言っています。

 

さらに、作業を中断されればまた同じくらいの集中力に戻るまでに確実に余計な時間がかかります。

集中するときは、他をシャットアウトしてひとつのことに没頭するのが正解。

つまり、シングルタスクが正論なのです。

 

では、ビジネス書が薦めるマルチタスクとは何なのでしょうか?

一体何を指してマルチタスクを推奨しているのでしょう。

 

 

もっと大きな時間オーダーでは

ちょっとイメージして欲しいのですが。

・レンジでチンしている間、レンジの前でじっと待っている人を見たらどう思いますか?

・ソフトのバージョンアップがのこり20分、というPC画面をただ見つめている人をどう感じますか?

「別のことしろよ」と思いますよね?

「シングルタスクがいいと言われたので・・・」って言われたらどう返します?笑

 

ブロッコリーの解凍」というタスクには「不可避の中断」があるのです。

チンしている間、このタスクに関しては何もできません。

ここは別のタスクを進めるべきなのです。

このとき「ブロッコリー解凍して」という指示を与えられただけの人は動きを止めてしまうのです。

 

「野菜をレンジで解凍する」というタスクの上位に「サラダをつくる」というタスクがあるわけです。

「サラダをつくる」というタスクの下位に

「レタスをちぎって洗う」「ブロッコリーを解凍する」「お皿を出す」などなどのタスクがぶら下がっているわけです。

「サラダをつくる」という階層(レイヤー)で見れば、やっていることはシングルタスクなのですが、下位レイヤーを見ればマルチタスクなのです。

 

チンしている間に、皿を出します。

レタスをちぎって洗います。

これをマルチタスクと表現するかシングルタスクと表現するかは、どのレイヤーを見るかに過ぎません。

 

中断によって別のことをしなくてはならない状況がパフォーマンスを下げるのはそのとおりなのですが、そもそもこの中断は不可避なので仕方がありません。

 

このあたりはうまく表現しにくいですが、それには理由があります。

最小単位で突き詰めれば、答えはシングルタスクです。

最大単位を考えれば、そこの答えはマルチタスクなのです。

だから、その間のこのあたりのオーダーはどっちともつかないような表現になります。

2つの間にある領域だからです。

 

「段取り」と言われる世界です。

このオーダーの世界はある意味スーパーマルチタスクです。

ここの領域は思考というよりは運動に近いです。

ワーキングメモリーがものをいう領域ですね。

あまり腰を据えて考える領域ではありません、実践の世界と言えるでしょう。

 

最大単位では

大きな 年~人生 というオーダーではマルチタスクが推奨されます

多動力 (NewsPicks Book)なんかで推奨されるマルチタスクはこのオーダーの話なのです。

これらの本のメッセージを翻訳すると最上位レイヤーのタスクを複数もて!ということです。

この最上位レイヤータスクを目標とか夢とかいいます

やることがなくなった瞬間にひとつ上のレイヤーに戻るのです。

「チンしている間に他のことをしろ」というのと構造的には同じです。

最上位レイヤーが複数あれば、どんな瞬間にもやるべきことがあるのです。

ぼーっとしている暇はありません。

堀江さん風に言えば、くだらない会議中にスマホで他の最上位タスクを進めることができるのです。

その意味で多動であり、マルチタスクなのです。

目の前のことに瞬間瞬間は集中していますが、終わればすぐに次のタスクに移動します。

それは、最小レイヤーでのシングルタスクと最大レイヤーでのマルチタスクが両立している状態なのです。

 

 

まとめ

  • タイムスケールが小さいほどシングルタスクが正解
  • タイムスケールが大きいほどマルチタスクが正解
  • その間には「段取り」の世界がある
  • 夢を複数持ちましょう
  • しかし、目の前のひとつのことに集中しましょう

 

 

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 

 

 

 

マルチタスクに関する過去記事

 

www.sakato0927.com

 

 

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