こんにちは、サカトです🙂
先日、以下のツイートをしました。
こういう記述を待っていた…
— サカト @ オンライン遺伝子栄養指導の人 (@Sakato0) February 27, 2021
やはり、アミノ基転移反応はアミノ酸の「異化」にマストの反応だ。
体の材料としてではなくエネルギーとして使う場合という意味です。
エネルギー経路に回る。糖新生も脂肪酸合成も一緒ね。
「タンパクの異化が亢進しているとき、B6が鬼消費される」が割と正確な表現かな🙂 pic.twitter.com/YWtsRRMRLR
今回はこのツイートをもう少し香り高く深炒りして解説していきます。
ビタミンB6枯渇により注意すべき状況は
このツイートで言っているのは要するに「高タンパク食だとビタミンB6がたくさん使われるよ」ということです。
アミノ酸の異化(エネルギー化)のためには「アミノ基転移反応」が必要なのですが、その反応には「ビタミンB6」が必須なのです。
この記事ではさらに、どういう状況でアミノ酸の異化が起こりやすいかを追加で書いていきますね。
食が細い人
食が細く、トータルの摂取カロリーが少なめの人は「アミノ酸のエネルギー化」が起こりやすいです。
体にとってタンパク質はとても重要な「体の材料」ですから、あまりエネルギーとして燃焼したくはありません。
十分にエネルギーがあるときは、アミノ酸のエネルギー化はあまり起こりません。
しかし糖質や脂質が不足ぎみであまりエネルギーがない状態だと、タンパク質もエネルギーに回される量が増えてきます。
エネルギーが十分にあると、必要なタンパク質の量が減ることを「プロテイン・スペアリング」といいます。
しっかり糖質や脂質を食べてれば、アミノ酸はエネルギーではなく材料として使われやすいということですね。
なので「食が細い人が高タンパク食を頑張る」という状況は、もっともビタミンB6の枯渇を招きやすい状況だと言えるかもしれません🙂
例えば男性よりも女性、例えば太り気味の人より痩せ気味の人の方が、B6枯渇により注意すべきかもということですかね。
ダイエット中
ダイエット中も、当然ながらアミノ酸の異化が増えます。
まぁ、「食が細い」のと同じような状況ですからね。
かといってタンパク質の摂取量を減らすと筋肉が食われますので、タンパク質はしっかり摂りつつ、B6の補給により気をつかうと言ったところでしょうか🙂
なんとなく「食事の量が減っているから補酵素の必要量も減っている」と考えてしまいそうなところですが、プロテインスペアリングが消えている分、同じタンパク質摂取量なら異化が増えてB6の要求量は上がっていそうです。
油断することなくやっていきたいですね。
ストレス下
強いストレスがかかっている状態だと、組織の合成は阻害されて分解が亢進しています。
アミノ酸の異化も増えるでしょう。
インスリン抵抗性なんかも生じてきて、その分脂質やアミノ酸が使われそうな気がします。
というワケで、食が細い人が高タンパク食でストレスを感じながらダイエットしてたりしたら、かなりやばいのかもしれません。
B6はアミノ酸の脱炭酸反応の補酵素でもあり、枯渇するとホルモンが作れなくなります。
ドパミン・アドレナリン・チロキシン・セロトニン・GABAなどですね。
詳しい人ならそのやばさがお分かりでしょう。
どんな状況であれ十分に注意しておきたいところですね。
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それではまた。
追記:2021/02/28
こんな記述を見つけました。
”筋肉は体内のB6の大部分を貯蔵している”
この記述によると「B6プール」は筋肉のようですね。
「筋肉量」がB6の貯蔵能力と関連しているのかもしれません。
その筋からも必要量を推察してあげたいところですね🙂