どうもサカトです。
今回はツイッターでフォロワーさんからリクエストのあった『大麻』について、書こうかと思います。
「マリファナ所持で逮捕のニュース」だとか、はたまた「大麻は大きなビジネスチャンス」だとか、「医療用大麻」みたいなフレーズなど、いろいろと小耳に挟んだことがある方が多いと思います。
結局、何なの?
良いの悪いの?
などなど、気になってることでしょう。
- 大麻の危険性【アルコールよりはマシでしょ】
- 大麻の主要成分「THC と CBD」
- 大麻の利用法【山本義徳さんも言及】
- 大麻(マリファナ)を健康の限界突破に利用できるか 👈ここから本番❗️
- CBDオイルで健康限界突破のあとがき
大麻の危険性【アルコールよりはマシでしょ】
大麻には様々な言説がいろいろと出回っています。
いくつかの書籍などで調べてみました結果、私が「確かなこと」だと思うのは以下の通りです。
- マリファナは少なくともアルコールよりはよっぽどマシ
- アルコールを規制しないのにマリファナを規制するのは矛盾している
信じられない人もいるかもしれませんが。
疑いの目を向けている人も多いと思うので、とりあえずまずは「大麻はそこまで危険じゃないでしょ」という話をしようと思います。
では、「致死量」について。
ご存知だと思いますが、アルコールって摂取しすぎると急性アルコール中毒であっさり死にますよね。
急性アルコール中毒による死者(1983年~)|特定非営利活動法人アスク
こちらの記事によると2018年は急性アルコール中毒で5人が亡くなっているそうです。
毎年誰かが亡くなっています。
これ、見方によっては「毎年アルコールは人を殺している」わけです。
しかし一方で、マリファナを吸って死んだ人はいませんし、もし食べたとしても死にません。
タバコは飲み込むと死んでしまうこともありますが、マリファナには致死量が存在しないのです。
Cannabis and Cannabinoids (PDQ®)–Health Professional Version - National Cancer Institute(アメリカ国立がん研究所)
Because cannabinoidreceptors, unlike opioid receptors, are not located in the brainstem areas controlling respiration, lethal overdoses from Cannabis and cannabinoids do not occur.
カンナビノイド受容体は、オピオイド受容体と違って、呼吸をコントロールしてる脳幹にはないから、致命的なオーバードーズは起こらない(サカト訳)
この時点で、当然ヘロインなどとはわけが違いますし、ドーパミン・オピオイド・GABA等に作用して依存性を引き起こすアルコールとも違います。
アルコール依存症のヤバさは言わずもがな。
改めてアルコールの危険性を確認したい人はリンクをチェックしてみて👇
マリファナが作用するのはカンナビノイド受容体です。
ん?カンナビノイド受容体?
って、感じですか?
そうなんです、人体の細胞には「カンナビノイド受容体」という受容体が存在しているんです。
そして、もともと体内において
- アナンダミド
- 2ーAG
というカンナビノイドが様々な神経伝達を担っています。
そうです、ドーパミンやセロトニン、アドレナリンなどと同じです。
これらを「内因性カンナビノイド」と言います。
アナンダミドや2ーAGではなく外部の物質で、カンナビノイド受容体にくっつく物質がマリファナという外因性カンナビノイドなのです。
その作用は基本的に緩やかで、物質としては依存性も非常に低い。
大麻の主要成分「THC と CBD」
さて、基本用語を勉強です。
大麻の成分はざっくり2種類です。
- THC : 陶酔成分
- CBD : 鎮静成分
これは覚えましょう。
「テトラヒドロカンナビノール」と「カンナビジオール」です。
基本的に嗜好用に品種改良されたものは THC が多く
医療用に品種改良されたものは CBD が多いです。
ざっくりですがそういった理解でいいと思います(ほんとにざっくりです・・・)。
大麻の利用法【山本義徳さんも言及】
先に述べましたが『医療用大麻』という言葉。
さすがにもう聞いたことがあると思います。
こんな言葉がある時点で有用なのは確定ですよね。
山本義徳業績集のダイエット実践編でも、CBDの言及があります。
CBDオイルを使うことで容易に食欲を増すことができる
とあります。
バルクアップ時に使えるかもしれない、とのことです。
なんかワクワクしますね😁
このように、カンナビノイドには様々な生理作用があり、薬としての利用が期待されています(というか薬になってます)👇
大麻(マリファナ)を健康の限界突破に利用できるか 👈ここから本番❗️
社会的に何かと有用なのはわかりました。
しかし、私個人として気になるのは「健康の限界突破」に使えるのかどうかです。
ここのところの考察は、デイブ・アスプリーがブログでしてくれていました。
納得のいく結論ですので紹介します。
CBDは完全無欠なのか!?という記事ですね。
この記事の結論を言うと
- 純粋なCBDオイルを「気化」させて摂取すれば完ぺき
です。
まずマリファナ自体を使用するのではありません、CBDオイルを使用します。
THCもなしです。
アスプリーいわく
- ✅CBDオイルによって覚醒度を高め、睡眠を助け、不安を軽減します。
- ✅CBDオイルは抗酸化物質として作用し、脳を損傷から保護します。
とのことで、これはメリットが大きそうですね。
しかし、オイルを気化させるとはどういうことでしょう?
マリファナに火をつけて吸うのとは違うようです。
水タバコのように水をくぐらすのともまた違う。
結局のところ「煙を吸う」というやり方ではダメだとアスプリーは言っているんです。
なぜなら「燃やす」ことに伴って、いろんな「よろしくない物質」も吸うことになるからです。
これはタバコの害の一部と同じことです。
しかもその場合、CBD成分の人体への吸収率も悪いとのことです。
やはり「更なる健康を得られるか」という観点は、厳しいですからね。
そうそう簡単にはいきません。
となると、完全無欠なCBDオイル利用には気化させる吸引器が必要です。
なかなかハードルは高いですね。
しかし私は興味があるので、引き続きリサーチしつつ、使う機会があれば使ってみようと思います。
またその時は報告しますね!笑
ちなみに…現状の、日本で手に入るCBDオイルは、残念ながら低品質です。
CBDオイルに関しては、法律違反というわけでは無いのですが、ちょっと複雑でして。
CBDオイルは本来、葉や花穂と呼ばれる部分から抽出するものなのですが、この利用は日本では法律違反なのです。
ですから法律上、日本で流通しているCBDオイルは「茎」から抽出しています。
日本だと茎は違反薬物扱いでは無いんですね。
ここに問題がありまして、そもそもCBDが大して含まれていない茎から抽出したCBDには不純物がかなり濃縮している恐れがあります。
大量の茎から抽出しますからね。
ですから、現時点ではまだまだ使用を見送っている私です…
CBDオイルで健康限界突破のあとがき
手間と、効能、そして何より日本の法律を勘案して、とりあえず私はまだCBDを利用してません。
しかし大麻推進派(?)の人たちが言うように、「アルコール飲むくらいなら草吸おう」には大賛成ですね。
これは、人工甘味料と砂糖の関係と似ています。
人工甘味料はいろいろ問題があったりするけれど、少なくとも砂糖よりはマシです。
マリファナも同じような感じ。
ただ苫米地英人さんによると、遺伝的素因に関わらず統合失調発症リスクがあるらしいですので、
「健康の限界突破」としては嗜好用大麻は必要ないかなという判断です。
あくまでCBDオイルに可能性を感じているのみ、です。
苫米地英人が語るマリファナの危険性!「今のアメリカはマリファナに洗脳されている!」脳機能に悪影響を及ぼしIQの低下や心的トラウマに…76 - 楠山祐輔のいろいろバリエーションブログ
👆 この動画で言っていることの要点は「ストーリーテリング + 陶酔作用」により洗脳が入るというところだと思います。
それは大麻自体がどうこうというより、洗脳の話なので…ここでは無視します。
では個人的な結論を。
✅医療用大麻は社会的に価値が高く、安全なもの
✅嗜好用大麻は私個人的には必要ないが、依存先としてはアルコールよりは断然ましだと思う。社会的に有用。
✅完全無欠なCBD利用は面白いけど、今の私まだ保留。少なくとも「有用なサプリのひとつ」とは思っている。
この先マリファナが世界で、そして日本でどのような扱いになっていくのかはとても楽しみですね。
楽しみに、見守っていきましょう!
先走って捕まらないようにね!笑
<参考書籍>
>> 大麻ビジネス最前線: Green Rush in 21st century | Amazon
>> GREEN RUSH (NEXTRAVELER BOOKS) | Amazon
>> マリファナ合衆国: アメリカの合法化政策を通して学ぶ、大麻との上手なつきあいかた | Amazon
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これから大波が来る大麻ビジネス。
今のうちに先打ちしておいて損はないと思います。
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追記:ツイッターで女性IFBBプロボディビルダーのMIHARUさんが使ってるのを見かけたよ👇👇
最近のお気に入り pic.twitter.com/mg4uHGV1uO
— MIHARU (@Miharufitness) December 2, 2019
きっとこれからどんどん、「おしゃれなもの」という扱いになっていくんだろうねぇ😮
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幼少期のアトピー性皮膚炎からはじまり、「脂性・ニキビ・吹き出物・赤み・シミ」に長く悩まされ続けてきた私が「フツーそこまでやらねーだろ」な方法で『肌』の悩みのすべてを改善した方法を note にて公開しました!(笑)
「自分史上最高の肌」をつくり上げるための『かなり踏み込んだ』栄養学|サカト|note
普段は筋トレや栄養・健康全般の話をすることが多い私が、なぜ急に『肌』のことを書こうと思ったかと言うと、運動や栄養の徹底改善によってあらゆる不調が治っていく中、『肌』の改善だけはそこそこのレベルに留まり続けていたからです。
そもそもアトピーでアレルギー体質の私にとって『肌』の改善は最も困難なテーマだったのでしょう。
そこに腹が立った私は(笑)、さらに研究と実践を「フツーそこまでやらねーだろ」なレベルまで突き詰めました。
実は納得のいくレベルまで来るのに「何年もかかり」そこまでに逆にヒドイ時期も含めて「何段階も」あったのですが・・・。
今回はその試行錯誤の中、たどり着いた結果のすべてを網羅的に書きました。
正直に言いますと、まったく簡単な内容ではありません。
おそらくほとんどの人にとって、いきなりすべてを実践するのは無理でしょう。
しかしそれでも「美容関係はあまりにも正しい情報にたどり着きにくい」「本格的な知識がまとまったものがない」ことに気づき、あえて簡単な内容にすることなく公開しました。
この note がひとつの道しるべになりましたら幸いです。
内容は特濃ですので、本気の方だけどうぞ。
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