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糖質制限をしている時の「空腹感」について【確かにお腹は空かない!代わりに焦燥感あり】

糖質制限をしている時の「空腹感」について【確かにお腹は空かない!しかしその代わり・・・】

どうもサカトです。

今回は、糖質制限中の「空腹感」についてお話します。

 「糖質制限したらお腹が空かなくなるからダイエットにいいよ~」という話ではありません!

今回の話は以下のような内容です。

  • 確かにかつてのような空腹感はない
  • しかし別の種類の空腹感がある
  • この現象を説明する仮説を考えた

それぞれ説明していきます。

また、セイゲニスト(糖質制限している人)にお聞きしたい。

  • この感覚はわかりますか?
  • この仮説に説得力を感じますか?
  • より正しい説明をご存知ですか?

ぜひ、お伺いしたいところです。

ご意見はtwitterにいただけると嬉しいです。

糖質制限をしている時の空腹感について

それぞれ説明していきます。

糖質を摂っていたころの空腹感

私は糖質をカットしはじめて1ヶ月くらいたちますが(たぶん)

糖質をたくさん摂る食事をしていたときに感じていたような種類の「空腹感」はいまのところ一度も感じていません。

腹減った~!あ~あれ食べたい!

みたいな、ある意味楽しいあの感じ。

お腹がカラッポなあの感じ。

「何かを食べたい」というわかりやすい空腹感です。

糖質制限をしている時の空腹感

私の感覚ですが、糖質制限をしているときにその感覚はありません。

その代わり、エネルギー不足になってくるとどうも別の感覚が現れるように思います。

 ケトジェニック中は、エネルギー不足になると『焦燥感』のようなものが生じてくるんです。

ドキドキする感じであり、落ち着かない感じです。

最初はなぜそうなるのかわかりませんでしたが、試しにケト中のメインのエネルギー源である「脂質(オイル)」を摂取したらあっさり収まりました。

これはアドレナリンでは?

この状態はもともと身に覚えがあって、これまでの私の感覚では「この状態になるシチュエーション」は2つありました。

  • カフェインを摂りすぎたとき
  • あまりにも空腹のとき

ドキドキして、軽く震えがきたりする状態です。

あと「糖質制限を始めた最初の2・3日間」もそうです。

同じような状態になりました。

それらのことから考えて、こう認識しました。

 この状態は身体のエネルギー不足であり、肝臓で糖新生を亢進させてエネルギーを得るためにアドレナリンの分泌が増えた状態だ

アドレナリンは肝臓での糖新生を増やします。

糖新生を増やすことでグルコースを生み出し、エネルギー不足を補おうとしている状態です。

正直言って

ケトン体が不足してきたのなら、体脂肪を分解してくれよ!

と思いますが(笑)

ケトジェニック状態であったとしても身体は、そうそう一気に体脂肪を使ってはくれないのでしょう。

(おそらくものすごく太ってたらこのレベルでも体脂肪を使ってくれるように思います、糖質制限ダイエッターを観察する限りはそう見える)

基本的には脂質の摂取が足らずエネルギーが不足してくると、どうもアドレナリンによって糖新生を亢進させるようです。

(アドレナリンが出ればもちろん脂肪燃焼も促進されますが・・・筋分解も進むため、あまり健康的とは言い難いところですね)

糖質制限をしている時の空腹感のまとめ

以上から、私は以下のことを認識しました。

  • 焦燥感(アドレナリン感)こそが、糖質制限中の空腹感にあたる現象なのでは?
  • 糖質代謝のときの空腹感は、むしろ糖質依存に近いものでは?

糖質セイゲニストのみなさんはこの考えどう思いますか?

あなたの体感とは一致しますでしょうか?

ぜひお聞きしたいところです。

追記 2020/01/10

ちょっと状況が変わってきました。

MCT オイルで「腸の不調」があったようです。

MCT をカットすると「焦燥感」が出てこなくなったように思います。

脂質不足によるアドレナリン感も、もちろんあり得るんですが、どうやら主に MCT が原因だったようです。

皆様もご注意ください。

私は現在は完全カットしています。

あと書いていて思ったのですが、この状態になったときにタンパク質の摂取も不足していた場合は糖新生の材料がありません。

ですから筋分解をおこして材料を得るために、アドレナリンを通り越してコルチゾール分泌まで行ってしまうことが予想されますね。

1に脂質不足、2にタンパク不足に注意、ということかもしれません。

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まったく簡単な内容ではないですが(笑)

糖質制限は細かい注意点が多いので、低脂肪ダイエットと違って、適当にやると多分失敗します・・・。

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それではまた。

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「自分史上最高の肌」をつくり上げるための『かなり踏み込んだ』栄養学|サカト|note

普段は筋トレや栄養・健康全般の話をすることが多い私が、なぜ急に『肌』のことを書こうと思ったかと言うと、運動や栄養の徹底改善によってあらゆる不調が治っていく中、『肌』の改善だけはそこそこのレベルに留まり続けていたからです。

そもそもアトピーでアレルギー体質の私にとって『肌』の改善は最も困難なテーマだったのでしょう。

そこに腹が立った私は(笑)、さらに研究と実践を「フツーそこまでやらねーだろ」なレベルまで突き詰めました。

実は納得のいくレベルまで来るのに「何年もかかり」そこまでに逆にヒドイ時期も含めて「何段階も」あったのですが・・・。

今回はその試行錯誤の中、たどり着いた結果のすべてを網羅的に書きました。

正直に言いますと、まったく簡単な内容ではありません。

おそらくほとんどの人にとって、いきなりすべてを実践するのは無理でしょう。

しかしそれでも「美容関係はあまりにも正しい情報にたどり着きにくい」「本格的な知識がまとまったものがない」ことに気づき、あえて簡単な内容にすることなく公開しました。

この note がひとつの道しるべになりましたら幸いです。

内容は特濃ですので、本気の方だけどうぞ。

note の内容等で何かわからないことなどありましたら、twitter にていつでも質問受け付けております。