考えてみてもよくわからなかったんです。
もしわかる方がいたら教えて欲しいなあ。
これはあの有名なシリコンバレー式の本での話です。

- 作者:デイヴ・アスプリー
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: ペーパーバック
アイソレートはグルタチオン濃度を上昇させない?
ホエイプロテインアイソレートは、乳清プロテインを高度に加工し精製したものだ。
タンパク質は高温に熱されると構造が変質し、ホエイプロテインのグルタチオン濃度を上昇させる特性が破壊されてしまう。
※グルタチオン:細胞内に多く存在する抗酸化物質。また解毒機能を持つ物質。
グルタチオン - Wikipedia
これがよくわからない。
タンパク質の熱変性によって、「グルタチオン濃度を上昇させる特性」が失われている、というように読めます。
調べてみると
グルタチオン = グルタミン酸 + システイン + グリシン
ということはわかります。
システインが失われるということ?
で、ホエイプロテインはシステインが豊富に含まれています。
グルタミン酸やグリシンは非常にありふれたアミノ酸ですから置いておいて、
システインを十分に取れば体内のグルタチオン濃度が上がるという理屈ならわかります。
ということで、もしアイソレートに加工することでシステインが失われるのだとしたら
ホエイアイソレートがグルタチオン上昇の特性を失う、という話が理解できます。
しかし、アミノ酸が熱で失われるとは考えにくくないですか??
タンパク質が熱で変性はするでしょうが、
アミノ酸の組成自体は変わらないでしょう。
熱以外の理由、フィルタリングの仕組み上システインが失われるとか、あるんでしょうか?
調べてもよくわかりませんでしたが・・・。
論文をチェックしてみた
wiki の 乳清タンパク質(ホエイタンパク) のページにおいて、以下の論文がリンクされています。
ホエイの 45g/日 の摂取でグルタチオンレベルが上がっていることが報告されていますが、
この論文のタイトルには
pressurized whey protein isolate supplements
と書かれています。
加圧が何を意味するのかよくわかりませんが、
アイソレート
とはっきり書かれています。
特に WPC や WPI の区別や言及も見られませんし、
その論文を見る限りホエイアイソレートがグルタチオンレベルを上昇させる特性を失っているようには読み取れません。
むしろ、タイトルにあるように
アイソレートを用いてその実験を行った感じです。
結論
コンセントレート(WPC)でもアイソレート(WPI)でも、
グルタチオンレベルに関してはそんなに関係がないのでは?
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