こんにちは、サカトです🙂
今回は「マグネシウムの経皮吸収はホントに有効なのか」について書こうと思います。
最近、改めてマグネシウムの凄さに注目してまして…
マグネシウムを食べたり飲んだりするのではなく、肌に塗る『経皮吸収』の方が良い体感がある（気がする）とわかったのです。
体感としては「これは有効！」と決まってるのですが、それだけでは説得力に欠けるため…今回、サクリと論文を調べてみました。
するととても興味深い記述が見つかりましたので「これは！」と思い、皆様とシェアしてみたいと思います🙂
マグネシウムの経皮吸収はホントに有効？
こちらの研究です。
訳すと『ヒトの血清および尿中マグネシウムレベルに対する経皮マグネシウムクリームの効果：パイロット研究』です。
では、いくつかポイントを引用していきます。
そもそも金属が肌から吸収されるものなのか？
まず「そもそも金属が経皮吸収されるの？」という疑問がありますよね。
記述がありました。
有機分子ほど研究されていないが、金属イオンは皮膚を通過することが知られており、文献では刺激性／毒性効果を引き起こすことが知られている金属に焦点が当てられている。
「普通に知られている」ようです🙂
ただ研究が盛んなのは刺激があったり毒性があったりする金属に限られている、といった風情ですね。
少なくとも、金属イオンが経皮吸収されるのは常識らしいです。
ホントに有効なくらい血中マグネシウム濃度が上がるのか？
次に気になるのは「十分に吸収されるのか？」ということですかね。
「吸収される」といっても、微々たるものでは意味がありませんから。
ここに関して、とても面白い記述が見られました。
今回のブログ記事のハイライトですので、ちょっと長いですけどぜひ読んでみてください。
経皮吸収型クリームとして 12～14 日間塗布した Mg2+ は、この小規模（n = 25）のヒトを対象とした研究では、アスリートと非アスリートの両方を統計解析に含めても、 血清濃度に統計学的に有意な影響を与えなかった。しかし、Mg2+群では血清Mg2+の上昇傾向が見られ、0.07mmol/lの上昇が見られた。これは多くの先行研究よりも大きい臨床的に関連性のある測定値の上昇であり、経口Mg2+療法では変化を示すのに数ヶ月かかるような上昇であった[11, 19]。Zhang ら、[11]は、41 の試験において、1 日 365 mg の経口 Mg 補給を中央値で 12 週間受けた 941 名の被験者で、平均 0.05 mmol/L の循環 Mg の上昇（0.78 ～ 0.83 mmol/L）を示したことを報告している。Zhang らによる経口 Mg2+補給を調査した 27 試験のメタアナリシス [8] では、200 mg/日の経口 Mg 補給または 1 ヶ月間の補給期間で血清 Mg の有意な（p<0.001）上昇が認められたが、血清 Mg2+ の平均 0.05 mmol/L の上昇を達成するためには、より高い用量（300 mg/日）または補給期間（2 ヶ月間）が必要であることが示されている。
いかがでしょうか。
「統計的に有意ってなんですか？👀」と言いたくなるところですが…w
別の研究では「３６５mg の経口Mg補給 を１２週間受けて平均 ０、０５mmol しか上がってない」のですから、Mgクリームの成績はかなり良いでしょう。
これは、かなり有効。
むしろマグネシウムは経口ではなく経皮吸収が本筋なのでは？と考えたくなるくらいです。
定かではありませんが、私はそんな風に考えています。
さて、マグネシウムの経皮吸収といえばこちらの商品です。
＞＞ Life-flo 100％ ピュア マグネシウム オイル | Amazon
僕も活用しているわけですが…そういえば「どれくらい塗れば、どれくらいの量のMg吸収になるのか」がよくわかりませんね😶
そこに関して、ちょっと良さげな記述もあったのでそちらも紹介しておきます。
マグネシウムオイルは１プッシュあたりこれくらいのマグネシウム
市販のMg2+外用剤は、製造業者が推奨する用量に応じて、75mgから400mgまでの範囲である。これは、マグネシウムオイルの5〜30スプレーまたはマグネシウムクリームのティースプーン2〜4杯の範囲であり
という記述がありました。
どうやらマグネシウムオイルの１プッシュは「マグネシウム１５mg 分」と見積もられているようですね。
一応、参考値にはなりそうです。
とはいえこれが１００％ 肌から吸収されるワケでもないでしょうから、あくまで参考。俺が先んじて言っとこう。
…っというワケで以上になります🙂
マグネシウムの経皮吸収は体感的にも実験的にも有効だと言って良さそうです。
マグネシウムオイル好きは、自信を持って人に勧めてあげてください。
それではまた。
