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NR(ニコチンアミドリボシド)とは何か【その効果も合わせて徹底解説】

NR(ニコチンアミドリボシド)の効果は?副作用は?【適量はどれくらいか】

どうもサカトです。

香川県の複業アラサー社長で、100種類のサプリを飲むバイオハッカー。

ミッションは「この世の全ての不調を解決する手助けをする」ことです。

普段はTwitter・メルマガ・ブログ・ツイキャス配信・オンライン栄養指導・パーソナルトレーニング指導をやっています。

今回は『NR(ニコチンアミドリボシド)とその効果』についてお伝えしていきます。

NR = ニコチンアミドリボシド(=Niagen)は NMN と同様、アンチエイジング物質です。

体内でNAD+に変換され、あらゆる細胞における代謝の補酵素として働きます。

NR(ニコチンアミドリボシド)とは何か、その効果は

NR(ニコチンアミドリボシド)とは何か、その効果は

最初に断っておきます。

ニコチンアミドリボシドとNAD+に関する研究はほとんどが動物研究の段階です。

ですのでヒトに対する明確な結論が出ている訳ではありません。

そのことを踏まえてご覧ください。

とはいえ動物実験によって、また生化学的に考えて、有効に違いないという証拠はたくさん上がっています。

それではいってみましょう。

NR(ニコチンアミドリボシド)とは何か?

ニコチンアミドリボシドは他のビタミンB3(ナイアシンなど) と同様に、代謝を受けてニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)に変換される物質です。

つまりNMNと同様に、NAD+の前駆体です。

そしてNAD+は、次に述べるような働きに関わる物質です。*1

  • 糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変換すること
  • 損傷を受けたDNAの修復
  • 細胞の防御システムの強化
  • サーカディアンリズム(概日リズム)の調整

まぁ、どう考えても重要ですね。

NAD+は加齢と共に減少する

そしてあなたにとって最も大切なことは、このNAD+は加齢と共にどんどん減少してしまうことです。*2

NAD+の減少は糖尿病・心臓病・アルツハイマー・視力の喪失等と関連しています。

老化とはNAD+の減少が少なくともその一部を担っていると言えますね。

では、このNAD+のレベルをもし上げることができたら?

動物実験ですが、NAD+レベルを上げることで、多くの老化関連慢性疾患のリスクを低下させることができています。*3

この動物実験ではNAD+を上昇させるためにNRを 250 mg / kg / day 投与。

ヒトに換算するとだいたい 20mg / kg / day です。体重60kgなら一日1200mg となります。

それくらいの量のNRを投与することで「若返り」が可能かもしれないということです。

ちなみにニコチンアミドリボシドは牛乳やビールにもわずかに含まれます。

こちらのサイトによると、牛乳1L あたり約0,8mg の NR が含まれるそうです。

ですのでリアルフード派の方は1250L くらい飲んでいただけると、十分な効果量を達成できそうですね(つまり無理)。

ぜひ参考にしてください^^

NR(ニコチンアミドリボシド)は簡単にNAD+を上昇させることができる

体内NAD+レベルを上げる方法の一つは、ニコチンアミドリボシドのようなNAD+の前駆体を摂取することです。

動物実験ではNRの単回投与により容量依存的に血中NAD+濃度が上昇していることが確認されています。

また52歳の男性1人ではあるようですが、1000mg のNR投与で血中NAD+を2,7倍に増加できたようです。*4

経口投与(注射とかではなくて飲み込むだけ)で十分に効果を期待できそうですね。

あと、補足情報。

先にチラッと述べましたが「ナイアシン(やナイアシンアミド)」もNAD+の前駆体です。

NMNやNRなど難しいことを言わずともNAD+を増加させる効果が期待できます。*5

まだ広まっていないサプリメントの摂取が怖いという慎重派な方は、まずナイアシン(アミド)の摂取から入るのがいいかもしれません。

>> Jarrow Formulas, ナイアシンアミド, 250 mg | iHerb

またナイアシンについてまったく知らないという場合は、ちょっとリスクもありますのでざっとでいいので勉強しておいたほうがいいです。

>> 医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる 著:藤川徳美 方丈社 | Amazon

こういった本で勉強しておくか、ググっても悪く無いと思います。

今ググってみるとこのページなんか良さそうなのでリンク貼っておきますね。

>> ナイアシン | 成分情報 | わかさの秘密

NR(ニコチンアミドリボシド)の効果は?

ではさらに、NR(ニコチンアミドリボシド)に期待できる効果をエビデンスと共にみていきましょう。

NAD+は長寿遺伝子を活性化させる

高まったNAD+は、長寿遺伝子を活性化することができます。

その1つは最も有名な長寿遺伝子「サーチュイン遺伝子」です。

サーチュインは損傷したDNAの修復をし、ストレス耐性を高め・炎症を軽減します。

カロリー制限によって寿命が伸びるメカニズムにもサーチュインは関与していると考えられます。

もう1つはPARP(ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ)です。

PARPはNAD+を基質としてDNA一本鎖の修復に関わります。

研究によるとPARP活性が高いほどDNA損傷は少なく、より寿命が長くなることを示しています。*6

NAD+は脳細胞を保護する

さらに、NAD+は脳細胞の老化を助けるかもしれません。

アルツハイマー病ではPGC-1α(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γコアクチベーター1α)のレベルが健常人よりも低下しています。*7

臨床研究によると、PGC-1αは、そのレベルが健常者のそれと比較してAD患者で減少する

NAD+の増加はサーチュイン1を活性化し、脱アセチル化によって PCG-1α を活性化します。

サーチュインによるNAD+からニコチンアミド(nicotinamide:NAM)への分解反応は、それと共役するサーチュインによるリシン残基脱アセチル化反応を促進することで、健康や長寿に関わるさまざまな生命現象に関与していることが注目されています。*8

サーチュインはNAD+を分解することによって「脱アセチル化」という代謝を行うわけです。なので、NAD+の増加はサーチュインを活性化するといえます。

ちょっとややこしいですがまとめますと。

  • アルツハイマー病患者はPGC-1αが減少している
  • NAD+の増加によりサーチュインが活性化され脱アセチル化によってPGC-1αが活性化する

という2点から、NAD+前駆体に脳細胞保護効果が期待できるわけです。

NAD+は心臓病のリスクを下げるかもしれない

ある実験では、(厳密にはNMNの方ですが)動物実験でNAD+レベルの上昇により、動脈の老化を逆転させることができています。*9

健康な中年および高齢者(65±2歳、N = 24)の実験では、ニコチンアミドリボシドがNAD +レベルを上昇させ、大動脈の硬直を軽減し、収縮期血圧を低下させました。*10

動脈の柔軟性を高めることにより、心臓血管系疾患のリスクを減少させることが期待されます。

他にもまだまだ期待できることはたくさんあるのですが、流石に長くなりすぎるのでまた別記事で書こうと思います。

私が考える現時点で最良のNR(ニコチンアミドリボシド)サプリは

私が考える現時点で最良のNR(ニコチンアミドリボシド)サプリは

私が考える現時点で最良のNR(ニコチンアミドリボシド)サプリ、ささっと教えてあげたいのですが。

現状では選択肢がとても少なくて…売り切れると私も困るんですよね笑

ですのですみません。ある程度ふるい落すために有料noteに書きました👇👇

そのうちNMNの価格破壊や国産NRの登場があると思うので、時間の問題ではあると思うのですが。

一応、まだ売り切れは私が困りますので。

とはいえとても安価なので、試したくてウズウズしてる人はぜひ買ってください。

体感などフィードバックいただけると勉強になります。

それではまた!

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