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NR(ニコチンアミドリボシド)のダイエット効果・癌のリスク低下・時差ボケ解消の可能性について

NR(ニコチンアミドリボシド)のダイエット効果・癌のリスク低下・時差ボケ解消の可能性について

どうもサカトです。

香川県の複業アラサー社長で、100種類のサプリを飲むバイオハッカー。

ミッションは「この世の全ての不調を解決する手助けをする」ことです。

普段はTwitter・メルマガ・ブログ・ツイキャス配信・オンライン栄養指導・パーソナルトレーニング指導をやっています。

今回は『NR(ニコチンアミドリボシド)のダイエット効果・癌のリスク低下・時差ボケ解消の可能性』についてお伝えします。

NR(ニコチンアミドリボシド)の基本的な解説は前回たっぷりとしましたので、未読の方は先にそちらを読んじゃってください。

NR(ニコチンアミドリボシド)とは何か【その効果も合わせて徹底解説】 - 健康のためなら死んでもいい

今回は前回の内容に加えてNR(およびNMNに)「期待できること」をいろいろと解説していきますね。

NR(ニコチンアミドリボシド)のダイエット効果・癌のリスク低下・時差ボケ解消の可能性

NR(ニコチンアミドリボシド)のダイエット効果・癌のリスク低下・時差ボケ解消の可能性

ではそれぞれ見ていきましょう。

NR(ニコチンアミドリボシド)のダイエット効果

NR(ニコチンアミドリボシド)は、ダイエットに活用できる可能性があります。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

NRは体温を有意に上昇させ、この現象はBATにおける高レベルのUCP1タンパク質含有量とPgc1αmRNAを伴っていました。

BAT とは褐色脂肪組織のことです。

ミトコンドリアが多く、体温を作る熱産生を担っている場所ですね。

UCP-1 タンパクが増えるということは、熱産生が増えることを意味します。

ですのでNRの摂取で、いわゆる「代謝を上げ」て、ダイエットに有利な状況が作れる…かもしれません。

ちなみにこの実験での投与量は400 mg / Kg / day でヒトに換算すると 約2000mg / 日 です、かなり多めかな。

まぁ、可能性はありそうですよということで。

ところで、先日こんなツイートをしました。

上記のとおり。このブログの読者さんはまず騙されることはないですけどね。

みんなで観察しましょう🧐

癌のリスクを低下させる可能性

肝臓癌の予防と治療に、NRが有効かもしれないと述べられています。

HCCをよりよく予防し、肝臓癌の患者を治療するために、たとえばビタミンB3誘導体であるニコチンアミドリボシド(NR)の栄養補給によってNAD +プールを増強することを提案します

www.ncbi.nlm.nih.gov

体内におけるNAD+合成の阻害がDNA損傷の原因であり、それによって肝臓癌が発生するとの見解です。

確かに、NAD+の減少はサーチュインやポリ(ADPリボース)ポリメラーゼの活動性低下に繋がり、DNA損傷の原因となります。

癌のリスク低下も十分に期待できそうです。

時差ボケ・生活リズムの狂いを調整する可能性

NRやNMNの投与で「時差ボケ」や「生活リズム(サーカディアンリズム)」の調整に役立つ可能性がありそうです。

まだ直接テストされていませんが、概日NAD +振動は、老齢動物では減少または欠落していると推測されます。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

上記表現から推測するに、NAD+にも概日リズムがあるようです。

ということはNAD+の量が加齢とともに減少してしまうと、概日リズムの狂いやメリハリがなくなることに繋がると予測できます。

なので、NAD+補充は時差ボケや調整な加齢によるサーカディアンリズムの狂いに有効かもしれないと。

そういうことですね。

確認はされていませんが、期待はできそうといったところです。

なかなか悪くない推測なのではないでしょうか。

筋肉の老化を逆転させる可能性

ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を1週間使用すると、骨格筋の酸化的リン酸化活性およびミトコンドリア機能の他のマーカーが回復します。ただし、筋力は回復しません。

>> 参考論文

骨格筋のミトコンドリアが元気になるようです。

筋力は回復していませんので遅筋機能の向上、と言ったところでしょうか?

ある程度の効果は期待できそうですね。

興味の湧いた方は前回の記事を読んでみてください。おすすめのNRサプリ情報もそちらに用意しています。

NR(ニコチンアミドリボシド)とは何か【その効果も合わせて徹底解説】 - 健康のためなら死んでもいい

それではまた。