どうもサカト(@Sakato0)です。
今回はとある超重要な概念・・・ものごとの捉え方、のお話です。
タイトルのとおり「ボトルネック」という概念になります。
この概念を理解するだけで、当ブログでもたびたび扱うような健康関係のヤヤコシイ話も、一気に理解しやすくなると思います。
「ボトルネック」という捉え方は、それほどに重要で有用です。
ボトルネックとは何か
ボトルネックとは何か。
具体例をひとつだすと「瓶をひっくり返したときに流れ出てくる水の勢いは、瓶の一番細い部分の太さによって決まる」ということです。
瓶の首が途中でいくら広くても、最後が絞られていたら結局はそこで水の出るスピードが決まりますよね。
イメージできますでしょうか。
瓶の首以外の部分をどうしようが、「最も細い部分だけで」決まってしまう、というところがポイントです。
ドベネックの桶
私が「ボトルネック」というときにイメージしているのは実は「瓶」ではなく「桶(おけ)」です。
これは「ドベネックの桶」といわれます。
このイメージをぜひ覚えてください!
「桶にどれくらい水がたまるか」は「いちばん低い板が決める」ということです。
これ、物事を理解する際にめちゃくちゃ有用です。
いちばん低い板に気づかない限りは、たとえ他のすべての板を伸ばしても、水の量は一切増えません。
この怖さ、わかるでしょうか。
以下、「ドベネックの桶の一番短い板」のことを「ボトルネック」と呼びます。
ドベネックの桶の罠【この記事で言いたいことはココ!】
人がよくつまずく、間違った考え方のパターンがあります。
それは、
です。
「ボトルネックが解消された」ということは、別の角度から見るとこういうことです。
もう、視点を移さないといけないのです。
抽象的な話になってしまいましたね。
では具体的な例を出してみましょう。
「健康レベル」はボトルネックで決まる!
当ブログらしく、健康で例えましょう。
一日で30g程度しかタンパク質を摂取してなかった人がいるとすると・・・
タンパク質不足がボトルネックになっています。
ここでプロテインを導入すると、それだけでもかなり健康になりますね。
それだけで筋肉が増え、体重が増え、冷え性が治り、爪や髪がキレイになったかもしれません。
しかしだからといって、さらに倍のタンパク質を摂取しても、うまくはいきません。
もうボトルネックは他に移っています。
腸内環境だったり、ビタミンだったり、水分量だったり。重金属汚染や身体のゆがみかもしれません。
このとき確かに、「タンパク質摂取がかなりいろんな不調を直した」のは事実です。
「タンパク質不足が万病の原因である!」と言っても、間違いではないのです。
しかしだからといって「タンパク質摂取」が唯一神なわけではもちろんありませよね。
注目してほしいのは、「○○があらゆる不調の原因である!」と、すべてにおいて言うことができるということです。
水不足だって、ビタミン不足だって、全部言えます。
「水不足があらゆる病気の原因」「ビタミンの枯渇が現代病の真犯人」「糖質過剰が慢性疾患の犯人」などなど
あらゆる表現が決して間違いではない。
しかし真実は、「単にそれがそのときはボトルネックだった」というだけのことです。
これが「ボトルネックの構造」なのです。
ボトルネックのあとがき
イメージできましたでしょうか?
何のことはない「ぜんぶ大切」という話でしかないのですが、これが深いのです。
「ボトルネックはどこだ?」という視点が常に大切になります。
このことがわかっているだけでも「健康のことはわけがわからん!」という状態からは脱することができるのではないかと思います。
何かで劇的に健康レベルが改善されたとしても、それが唯一の魔法ではないのです。
ただ、それがボトルネックだったという話にすぎません。
魔法はないのです。
あえていうなら、その人のボトルネックを的確に見抜くことができる人が、「魔法使い」ですかね。
ただその「魔法使い」は、「魔法はない」ことを完全に理解しているわけですが。
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