さかとの成長あるのみ!

地方在住アラサー男2代目社長兼 筋トレ健康オタクSakatoによる雑記雑食ブログ

古いカーポートの屋根を着け外しする際の注意点:ビスが外れない場合

外構業者の仕事の一つに、「カーポートの屋根をいったん外してまたつけ直す」というものが存在します。


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この作業、お家の外壁の再塗装の際に必要になってくる作業であります。

お家の外壁に塗装をするためには、高いところも塗れるように足場を組む必要があるのです。


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wikiより


こんなやつですね。


お家から離れた位置にあるカーポートなら問題ないのですが、

お家に接しているカーポートの場合、屋根が邪魔になって足場が組めないわけです。


カーポートごと撤去するわけにも行きませんので☺️

カーポートの屋根パネルだけを外します。

するとカーポートは骨組みだけになりますので、

その骨組みの間に足場を通して組み立てます。

そして職人さんが外壁に塗装したら、足場を解体。

最後にカーポートに再び屋根を取り付けます。


この脱着作業、実は色々と微妙な問題がありまして・・・。

ひとくちにカーポートの屋根を外すと言っても、

メーカーによって、また商品によって、さらには取り付けた職人のやり方や周りの環境によって、

脱着のときに必要なことが少しづつ違ってくるんですよね。


今回は脱着のときによくある問題の一つ、「古いビスが外れない問題」を扱おうと思います。

カーポートの屋根を外したくても、そのために外さないといけない古いビスが外せない。

そんなときどうするか。

私なりの対処法をいくつか説明します。

なぜビスが外せないのか


一番よくあるのはこれですね。


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ビスが「なめて」しまっているからです。

十字がつぶれてしまっていて、ビットがかからない状態です。

これではネジを外すことができません・・・。

今回の現場では、なめたビスが3箇所ほどありましたね。


ちょっと珍しいパターンのものもありました。


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ビスの十字部分がサビで埋まってしまっているんですね。

これもなめた状態と同様に、外すことができません。

あまり見かけないパターンです。

おもしろいですね。

今回試みた対処法

対処法1:ペンチを使う


ペンチで挟んで回すのはどうでしょうか。

・・・これはやってみるとすぐにわかりますが、ビスをペンチで回すのはほぼ不可能に近いです。

なぜなら、相手のビス頭は丸く、滑ってちゃんとつかむことができないからです。

ですので実際はペンチ使用を試みることはそもそもありません。


使うのはビスを回すことを想定して作られた特殊なペンチです。

使うのはネジザウルスという商品になります。



ネジザウルスはつかむ部分が丸くなっていまして、丸いビス頭をしっかりとつかむことができる仕様となっております。

これを使って


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掴んで、回してみます。

結果はどうでしょうか。


実は、これもほとんど結果は見えておりまして、実際これで外れることは期待しておりません。

そして実際に外れませんでした(一応やるんですけどね)。


なぜかと言いますと、

古いビスですのでネジ部分もサビ付いていることが多く、かなり強力に固着してしまっているからです。

ぶっちゃけ、ネジザウルスで外れるのは母材が木材の場合ですね。

今回の場合は、ステンレスのビスでアルミに留め付けていますから、強力で外れません。

もし外れるとしたら比較的新しいビスか、そもそもちょっと緩んでるような場合ですね。

エクステリアでは古くて本格的に固まっているようなビスはほぼ外れません。。。


という訳で次の方法に行ってみましょう。

対処法2:ネジ外し用のアイテムを使う


こんなやつです。



こいつは何かというと・・・説明はなかなかに難しいですw

ビス自体に下穴を開けて、その下穴に逆回転させながら、山が通常とは逆になっている特殊なビットを回し込みます。

ある程度のところまでいくと、特殊なビットがビスの下穴に入り込む力よりも、そのビス自体が回転する力のほうが上回ります。

そうなるとそこから先はビスが回って外れるわけです。


・・・わからないでしょ?w

わからなくても問題ないです。


どうしても気になる方は

・ビス自体に下穴を開けて、そこにビットをねじこむ!

・そのビットは逆回転で入っていく特殊なビス!

という2点を頭に入れて、何が起こっているかじっくりとイメージしてみてください。


こいつはなかなかに便利なやつなんです。

それはもちろん認めますし、私の現場で活躍してくれたことも何度もあります。

重要なのは下穴の径と長さをちゃんと守ることですね。

これが不適切だと全然抜けなかったりします。

ちゃんと説明書は読みましょう😂


しかし、です。

正直言って、この商品。

エクステリアの現場ではほとんど使い物になりません!


なぜでしょうか・・・。


実はこの商品は、抜く相手のビスが多少柔らかい金属でないと難しいんです・・・。

大工さんが使うような木ネジや普通のクロームメッキのビスならうまくいくんですが。

エクステリアで使うビスは屋外で雨ざらしになることが前提ですので、

「塗装がはげたら錆びる」ビスは基本的につかわないのです。

塗装によって錆びない仕組みの鉄製のビスでは、経年劣化で塗装がはげしだい錆びが始まります。

錆びの汚れが周辺に付着するのは景観的によろしくありません。

エクステリアではステンレス製のビスを使うことがほとんどなのですよ。

ですので、私たちが外したいビスはほぼステンレス製であって、

上記のビス外し達は相手が固すぎて使い物にならないんです!


残念ですが、この商品は我々にとっては罠なのですよね。

対処法3:最小限の破壊


結局のところ、私が古いカーポートのビスにどう対応しているか。

もちろん、このやり方が最善かどうかはわかりません。

私自身、より良い方法を模索中であります。


もう、破壊します。

ビス周りを壊して、屋根押さえを外して、最後にコーキングで穴を塞ぎます。



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ステップドリルを使いまして


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周りに穴を開けます。


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次に、コアビットで仕上げです。


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外れます。


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そしてこのできてしまった穴の横に代わりとなるビスを打ち込みまして、

穴は残ったビスごと水が入らないようにコーキングで塞ぎます。


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これでフィニッシュです。


いかがでしょうか。

ちょっと乱暴なやり方ですが、迷って無駄に時間が過ぎていくようならば、この方法がベターだと私は考えています。

屋根の上ですから基本的には見えない場所ですので、目立つことはありません。

もちろん、一通りのやり方を試してからの最終手段ですよ。


ちなみに。

状況によっては「バールでねじ山ごと壊しながら引っこ抜く」なんて方法もできます。

しかしそれは上記のやり方よりももっと乱暴なやり方ですね。

カーポートのビスの場合はほぼ不可能です。

母材が木材なら可能でしょうが、アルミですし。

更にバールのてこの支点になる部分に屋根パネルが来ますから

バールでこじろうとすると屋根が割れますね。

結構「あるある」かもしれませんw

バールという道具はなにかと便利ですけど、てこの支点を破壊し得るという大きな欠点がありますね。


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おわりに


いかがだったでしょうか。

未経験だった場合、こういったトラブルはけっこう焦るものです。

いくつかの対処法を知っておけば、落ち着いて対応できますよ。


他にも実はまだまだいろんな方法が考えられます。

CRCを使うとか、ハンマーで振動を与えるとか、金鋸やサンダーで切れ込みをつくるとか。

ですが、今回は特に重要な上記の3つを紹介させていただきました。

案外、現場では力技が大事なもんですよ・・・。

またいずれより網羅的なビス外し完全解説記事でも書くかもしれません(笑)


あなたが古いカーポートの屋根の脱着をする際の参考になれば何よりです。