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人気スマホゲーム『ガーデンスケイプ』に見る、ゲームをやめさせない工夫【課金圧の工夫が面白いです】

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かつて塾講師のバイトをしていた時に、生徒の JC



f:id:sakato0927:20190313102640p:plain:w60「先生」



f:id:sakato0927:20190118134940p:plain:w70「ん?」



f:id:sakato0927:20190313102757p:plain:w70「家でずっとゲームしてるやろ?」



と突然 dis られた経験のある隠キャオーラが隠せないらしい男 Sakato です。



まぁ一緒にモンハンやりたかった可能性も捨ててないがな


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しかし実際は私、ゲームをほとんどやりません。

というか、ゲームを持ってません。


たま〜に友人と謎のゲーム合宿を行うくらいですね。

ゲーム合宿で『ペルソナ4』とか『ニーアオートマタ』とかやりましたよ。

死ぬほど面白かった



そんな私ですが、実は今あるゲームをせっせとプレイしておりまして。

『ガーデンスケイプ』

っていうゲームアプリです。


ガーデンスケイプ (Gardenscapes)


なかなか有名らしい。

広告を打っていないゲームの中ではトップクラスだそうで。


なにせ手持ちの iPad で無料プレイできるもんで、ひょんなことからやり始めちゃいました。

なにせアプリだとゲーム機とか買う必要がないので楽ですね。


で、ちょっと久々にハマっちゃっております。


最近ではベンチプレスのインターバル中に1ステージクリアするみたいな生活です。


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ちょーどインターバルでクリアできるくらいのサイズ感なんですよねぇ・・・


ですけれども!基本的には


時間は取られるし

うまくいかないとイラつくし


あんまりよろしくないですねやっぱり。


「もうやめよやめよ〜」なんて思いながらも、

それなりに続けてしまっているんですね。


これは何でだろな〜と理由を考えてみると、

『ガーデンスケイプ』には、うまく

「やめさせないための工夫」が色々と施されておりますね


現に見事にはめられてるわけです。

たいしたものです。


そこに注目してみるとけっこう勉強になるし、なかなか面白いですので

どんな仕掛けが打たれているのか、ちょっと分析してみました。



仕掛けの分析

時間限定のライフ無限


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このゲーム「ライフ」がありまして。

パズルを解くのに失敗したらライフが減るんですね。

で、これを5つ失うと回復するまでプレイできないんです。


で、回復には「時間」が必要で、30分(だっけ?)たつと1ライフ回復します。


この大事なライフが、いくら失敗しても減らないアイテムがあるんですね。

その「無限ライフ」も時間限定のアイテムになっていまして。

時間限定といってもゲームをプレイしている時間ではなくて、リアルな時間です。


こいつで例えば「30分ライフ無限」のアイテムを手に入れてしまったら、

そこからアプリを閉じようがどうしようが、30分だけライフ無限な訳です。


これがなかなかお上手でして、

ちょっと飽きてても「じゃああと30分はやろう」と思っちゃうんですね。

で、気がつけば1時間集中している。

もしくはさらなるライフ無限時間をもらうことになる(笑)


現にライフ無限は一番頻繁にもらえるアイテムなんですよ。

かなり頻繁にこまめにもらえるアイテムです。


こいつは

「ほい!もっとこのゲームやれよ!!」

という意味のメッセージなんですね。

なかなかうまいと思います。

制限することによって活性化する


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またそもそもライフというパラメータを設定していること自体が面白いです。


普通に考えたら、そんなゲームができなくなるような制限をつけたら、

プレイヤーはゲームを離脱してしまいそうなもんじゃないですか。


でも聞くところによると某有名スマホゲームも時間によるシステムになっているらしいし、

このガーデンスケイプという売れてるゲームもそういう仕組みな訳ですから、

これが効果的ということなんですねぇ!


言われてみれば確かに、そうかもしれません。

そういう制限がないとダレるんですよね。


完全に自由な休日よりも、

テスト前の部屋の片付けのほうが圧倒的に捗るようなものでしょうか。

普段は全然片付けしないくせにね!


適切な制限をつけた方が、人は夢中になる


こういった心理的性質を、もっといい方にうまく活用したいものですね(笑)


宝探し犬イベント


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これも優秀です!

さっきの「ライフ無限」が、ゲームを続けさせる仕掛けだとすれば、

この宝探し犬イベントはアイテムを使わせるための仕掛けだと見ます。

アイテムを使わせるということは、課金に誘導するということです!


このゲームにはパズルを有利に解くためのアイテムがいくつも用意されています。


パズルが難しくてクリアできない場合、2つの選択肢がありまして


・ライフを失って再チャレンジ

・アイテムを使ってゴリ押しでクリア


ただ、堅実にゲームを進めていくなら、

安易にアイテムを使うのではなくライフを使いながら再挑戦を繰り返していくべきなのです。


私は完全無課金で進めていますから、アイテムはよほどの状況でないと使いません。


ただこの宝探し犬の時はうまく使わされるんですよねー・・・。


というのも、この宝探し犬は、

ライフを消費せずに連続クリアすれば、次回のパズルでどんどん有利なアイテムを使えるようになる

というイベントで、

一回ライフを消費すると、またゼロに戻っちゃうんですね。

このゼロに戻るのが嫌で、ライフ消費じゃなくてアイテム消費を選んじゃうんですよね!


そうすると課金に一歩近づいちゃうわけです。


お上手です!

総合的に


他にも、だんだんと庭の変化が緩やかになってきて(難しくなってきて)

早く庭づくりを完成させたいと焦っている人には、課金圧が強まります。


様々な工夫で、

ゲームをやめさせない

からの

課金させる

という方向に誘導してきます。


なかなかやめられなかったら

「これだけ時間を使ったのだから」

と、課金圧が強まりますし


課金してしまったら

「お金使っちゃったし」

とさらにキリのいいところまでやめにくくなります。



素晴らしいですね・・・!



最初はとにかく甘く甘く!

いつの間にやらどんどん厳しく!ですね。



あと執事のオースティンが常に


「素晴らしい」とか

「あなたならやると思っていました」とか

「もうクリアしたのですか!?」とか


常にヨイショし続けてくれます(犬も喜んでくれます)。


こんなのもやっぱり脳にとっては地味に快感でして。

知らぬ間に気持ちよくなってくるんですよねぇ。


こういう仕掛けはもちろん小説にも映画にもあるわけですが

ゲームは強烈ですね!

小説や映画はとりあえず読ませる・見させることができれば

とりあえずは成功ですが、

現代のゲームは「続けさせて」さらにそこから「課金させ続ける」というディープなところまで射程距離内なんですねー。

恐れ入りました。


この世界を垣間見ることができて面白かったです。


さぁあとはやめるだけだ。


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