サヌカイトって知ってますか?
サヌカイト wikiより転載
こんな石です。
密度がすごく高くて、叩くとカンカン金属音がします。
このサヌカイトの「サヌ」は讃岐の「さぬ」でして・・・
つまり香川県には結構普通にある石なんですよね。
歴史マンガの第一巻で、だいたい必ず「黒曜石を使ったヤリで狩りをする」みたいな描写がありません?
黒曜石 wikiより転載
これに近い石です。
サヌカイトは黒曜石ほどかっこいい見た目ではないんですが・・・
実際、石器として利用されていたことがわかっています。
で。
こないだ何となく暇つぶしにグーグルマップを見ていたら、気になるものを見つけたんですよね。
「サヌカイトの道」??
なにそれ?
調べてみるとサヌカイトがびっしり敷かれた道があるとか・・・。
おお・・・。
仮にも「日本の地質100選に選ばれている石」を大量に踏みつけることができるとな?
ちょっとおもしろいじゃないですか。
サヌカイトの道は「金山(かなやま)」にあるらしい。
ちょっと調べてみると「金山」の名前の由来はサヌカイトの金属音から来ているらしいですね。
知らなんだ。
てっきりむかし鉱山か何かだったのかと。
よっしゃまぁとりあえず見てこよう。
- Google Mapで登山道を見つけるよ
- 結局一番お気に入りの「入り口」
- 大体ずっとサヌカイトあるよ
- 「サヌカイトの道」はこんな感じ
- 道に関するちょっとした考察
- 謎のロープの意味がすぐにわかった話
- 頂上の様子
- まとめ
Google Mapで登山道を見つけるよ
まずは登山道探しです。
ここでちょっとしたライフハック。
グーグルマップで「登山」と検索しても、検索結果には「山」しか出てきません。
これではどこから登ればいいかはわからないわけです。
そこで「登山口」と検索します。
すると各登山コースの入り口がすぐに見つかったりします。
まぁ誰かがそこを「登山口」と登録していなければおそらく出てこないんですがね・・・。
登山サイトとかブログから情報拾うより手軽に見つけられますし、
そこまでのルートと駐車場も即押さえられます。
で、今回は谷町登山口から登ってみました。
結局一番お気に入りの「入り口」
こ~の入り口はいいですねぇ・・・。
ゼルダだったら完全にここからダンジョンですよ。
周りには普通に民家があります。
民家の間のすごく細くて急な坂が登山入り口。
何気に金山で個人的に一番好きな場所はここでしたね。
大体ずっとサヌカイトあるよ
こんな感じの道が続きます。
すでにサヌカイトが結構ありますね、1枚目のこの黒いやつ。
量が少ないので踏んで金属音がするほどではないんですがね。
それはもうちょっと先です。
「サヌカイトの道」はこんな感じ
で、これです。
だいぶ登ったところに「サヌカイトの道」があります。
これはせっかくなので音を拾ってきました。
こんな感じですね。
確かに、金属音がしますね。
ガラスの破片を踏んでいるような感じというか。
ここまでサヌカイトだらけの道を踏んで歩ける場所は、日本にここしかないのではないでしょうか?
道に関するちょっとした考察
この「サヌカイトの道」ですが・・・
これはおそらく、地元のライオンズクラブさんなんかが石を集めて敷いたんじゃないですかね?
最初「サヌカイトの道」と聞いたときは、一瞬「天然のサヌカイトで自然に形成された道」なのかと興奮したのですが・・・
さすがにそうではなかったですねー・・・
けど、こういうちょっとしたことが案外嬉しいですね。
行ってみようという気になります。
謎のロープの意味がすぐにわかった話
途中、急にロープがはられている部分がありまして。
なんだろ?ロープより向こうが危険なのかな?柵がわりかな?
なんて考えながら登っていくと
急に後ろにのけぞって倒れそうになりました!
とっさにロープにつかまって!
その瞬間に
「あ、そのためのロープね。」
って納得しました。
そこから坂が更に急になってて、手すりがなくては登れないんですよ。
柵じゃなくて手すりがわりのロープでした。
上りでも大活躍だったこのロープは下りでさらなる大活躍を見せます。
登るのはまだなんとかいけても、降りるのは無理ですね。
すべっちゃうので絶対に手すりが要ります。
ここに来る人は、ロープを手で掴むことになるので手袋があったほうがいいかもしれませんね。
私は素手でいきましたが、握ったままロープが滑っちゃうとちょっと痛いですよ。
まぁ普通手袋くらいしてるかと思いますが・・・
頂上の様子
頂上にはまぁまぁ見晴らしのいいちょっとした丘と
三角点があります。
特に何もいうことはないかなw
頂上です!
まとめ
道中サヌカイトだらけで、途中にサヌカイトの道があることが、この山の最大のポイントです。
あとは道が細くて険しいので、飯野山みたいにたくさんの人はいません(笑)
今回は誰とも出会いませんでしたよ。
規模もボチボチですからそこまで頑張って準備する必要もないですし、ひとりもくもくと考え事でもしながら気軽に登りたい人には大変よろしいのではないかと。
私はペットボトルの水しか用意せずに行きましたし・・・フツーのカッコで。
もちろんここで「トレイルラン+HIIT」を組み合わせたワークアウトをして頂いても結構ですよ!
自己責任でね!
よろしくどうぞ。