こんにちは、栄養指導者のサカトです。
ホームジム兼書斎から執筆しています。
自宅にホームジムをつくりたいものの「床が抜けないかどうか」が心配で決断しきれない人はぜひこの記事を読んでみて欲しいです。
重量のあるものを買うときは、いろいろと心配だと思います。
- 本をたくさん置いている部屋の床が抜けて大惨事!みたいな話をTVで見たような気がする
- ネットで調べると、建築の専門家という人が「補強したほうがいい」と言っているのをみかける
- 鉄筋コンクリートなら問題ないだろうけど、ウチは木造だし・・・ただでさえキシんだりする
はい、気になりますよね。
すべて、この記事で説明します。
まずは結論とその理由を簡単に述べます。
次に具体的な不安に答えます。
最後にしっかりと計算や可能性について話します。
お好きなところまで読み進めてください。
バーベルで自宅の床が抜けるかどうか、私の結論は(話の難易度★☆☆)
まず結論ですが
バーベル・ダンベルやパワーラック程度では、まず床が抜けることはありません
問題なし!です。
なぜか、考えてみてください。
- どの家にでもあるような、大型の冷蔵庫はフツーに100kg超えちゃったりします。*1
- 太っちょ家族(いますよね)が、一緒に食卓を囲んだとしたら、そのあたりフツーに合計400kgとか超えますよね。
- ダブルベッドに夫婦と子供が一緒に寝たらどうでしょう?
それで床が抜けた~なんて話を聞いたことあります?
そういったことを考えると、仮に100kgのバーベルを買ったとしてもそれだけで床が抜けるなんてことまず考えられないですよね。
そういうことです。
もう少し細かくしっかりと考えたい人は、もう少し読み進めてください。
すみません!ここで注意点です!
もしあなたがパワーリフティングやストロングマンコンテストの大会で優勝争いをしているような方であればすみません
さすがに300kgとかのバーベルを乱暴に扱われると厳しいかもしれません・・・(パワリフの人は腰を守るためにバーベルを落としますからね!)
もしそうであればこの文章を読む必要はありません・・・
さぼってないで、さっさといつものジムに行ってください(笑)
不安を解消していきましょう(話の難易度★★☆)
では、あなたが気になっていることにひとつひとつ答えていこうと思います。
大量の本で床が抜けた話
これは実際に起こった話のようですが、ポイントは2つあります。
- 建築基準法改正以前の木造住宅で、しかも地震が起こった時の出来事
- イメージよりもはるかに「本は重い」ものである
私は書店員として働いていたことがあるのでわかるのですが
そもそも、本はかなり重いものです。
バーベル100kgなんて、雑誌でいえばたかだか150冊・コミックなら500冊程度です。
ちょっとした本好きならあっさりと超える重量ですよ。
それどころか、本棚分を合わせればもっと重たい!
バーベルと聞くとすごく重たいように感じるし、本と聞くとたいして重くないように感じます。
しかし、イメージよりも本は重く、イメージよりもバーベルは軽いのです!(?)
そんな家庭にあるモノの中でもかなり重量級である「本」というものを、建築基準法改正以前のガバガバ木造住宅に大量につみ上げれば・・・しかもそこに地震が来ればそりゃ抜けますよ。
というかむしろ「地震まで来なきゃ抜けない」というところに注目してもらいたいものです。
ただし「フローリングが部分的に抜ける」のはまた別の話です。
一部に非常に大きな力が加われば、フローリングは抜けるかもしれません(例えば100kgのバーベルをタテに置くとかね)。
しかしそれは床が抜けるのとは別です。障子が破れるようなものですから。
ネットで調べると専門家が補強することを勧めている
これはなぜでしょうか。
- プロには「補強を勧める」ことに大きな合理性がある
ということです。
簡単な話で、建築関係の人からしたらどんどん「補強」してもらったほうが仕事が増えるのです。
いくらでも補強してくれますよ。仕事になるんですから。
しかももし「安全ですよ」とアドバイスしていて、万が一床が抜けてしまった場合は責任問題になります。
専門家がわざわざ「クレームが出るかもしれない」ようなことを言う合理性はどこにもありません。
- 補強してもらうほうが仕事になる
- 余計なリスクを取らなくてすむ
ゆえに専門家は基本的に「補強が必要だ」と言うに決まっています。
私がそうじゃないのは部外者だからです(そしてもちろん責任も取りません)。
なにか軽薄なように思えるでしょうが、だからこそ言えることもあるということです。
ウチは木造だしきしみがあって不安
ウチは木造住宅だし、既にきしみがあるから、だいぶ弱いんじゃないか
ということであってもほぼほぼ問題ないかなと思います。
- 木材の膨張・収縮によって木材同士が擦れている
- 水害やシロアリによって木材が傷んでいる
おおまかにはこのどちらかであって、後者でなければ特に問題ありません。
きしみがあるから弱いということでもなく、新築でも材の膨張・収縮できしみがでることはあります。
ただ明らかに傷んでいる場合は別です。
それはバーベルを置く以前の問題ですので、バーベルのことなんて忘れていただいて、早急に対処してください。
もうちょっとふみこんだ床の耐荷重の話(難易度★★★)
基本的な知識をさらいます。
- 建築基準法では 180kg/㎡ が最低基準として定められている
- 実際は安全を見て、もっと高い数字となっているのが普通
- 180kgはあくまで静止荷重(ずっと荷重がかかる場合)であって、瞬間的な力はもっともっとかかっても問題ない
180kgはあくまで最低ラインですので、まず間違いなくもっといけます(保証しないよ、というだけです)。
ガソリンが「切れた」表示になってからもかなり走れるのと同じです。絶対にバッファをとります。建築の世界ではなおさらです。
食卓の周りに太っちょ家族5人くらいは耐えられないと住宅として話にならないと思います。
太った子供 50kg3人 と 大きな夫婦 80kg2人 だったら230kg。
テーブル・イス・食べ物などを合わせると、追加で100kgくらいはみておかないとダメでしょう。
この時点で330kg。
というわけで、静止荷重でもぶっちゃけこれくらいはまず問題ないでしょう。
パワーラック100kg、バーベル・ウエイト100kg・人80kgとしてみても、フルスクワット時で計280kgです。
しかも荷重が集中するのは短時間のみです。
バーベルやダンベルのみだったらますます問題ないですし、荷重を分散させるための板材なんかを敷いておけば盤石です。
よっぽど大量の本や、大型の水槽のほうが危険です。ずっと荷重がかかり続けますので。
- ~100kg程度の普通のウエイトを扱い
- 約40年以上前の木造物件ではなく
- 思いっきりウエイトを落としたり、飛んだりはねたりしない
という条件ならば、ほぼほぼ間違いなく問題なしでしょう。
すくなくとも、大量の本や水槽のほうが危ないとは言いたいところです。
まとめ
- まずウエイトで床が抜けるようなことはない
- 大量の本や水槽の方が危ない
- ガチ勢は本格的なジムに行け
- 40年以上前の木造物件はもう引っ越せ
私の意見は以上になります。
こんなつまらないことで自分の人生を変える大チャンスを逃してしまうのはあまりにももったいない!
ぜひ挑戦してみてください。
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下記記事に詳しく書いてますので目を通してみてください👇
スクリュー式のダンベルは買うな!筋トレ初心者に絶対に知っておいて欲しいこと【おすすめダンベルと私の失敗談】 - 健康のためなら死んでもいい
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ホームトレーニーであればなおさらフォームチェックはマストです。
そのあたりは下記記事に詳しく書きましたので参考にして下さい👇
ホームジムをつくるとき、私が最初に買ったのは「大きな鏡」でした【Natural House 大型ミラーレビュー】 - 健康のためなら死んでもいい
自分でホームジムを DIY するにあたっては特に小物の収納において「メッシュパネル」が大活躍します。おそらく収納最安です。
下記記事でかなり詳しく書きましたのでホームジムDIYに興味があるかたはチェックしてみてください👇
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