どうもサカトです。
今回の記事は「白髪対策」についてお伝えします。
この記事を読めば、白髪になるメカニズムとその対策・栄養による白髪対策アプローチが理解できます。
白髪はある程度までなら元に戻すことができるようです。
ぜひチャレンジしてみてください。
白髪対策の栄養アプローチ・原因と対策
この「白髪」というテーマをTwitterで伝えたところ、思ってたより反響が大きくて驚きました。
私自身は白髪がないのもあるのか意識したことがなかったのですが、結構気にされている方が多いのですね。
勉強になりました。
髪を染めていたりするのであまり表立っては見えないのでしょうね。
けど思えば、ヘアカラーのCMの多さからしたら納得です。勉強不足ですね。
白髪対策の3つの前提
さて、白髪について調べていくと大きくは以下の3つのことが見えてきました。
- 白髪の原因はよくわかっていないということ。
- 白髪対策は難しく、シミや日焼け予防とトレードオフになっていること。
- 白髪対策の栄養素は使いづらいものが多いということ。
すでにちょっと残念な感じですが、それぞれ解説してみます。
白髪の原因はよくわかっていない
あるサイトで白髪の説明をみてみますと
「遺伝的要因や血行不良・ストレス・DNA損傷・サイクルの乱れなどで白髪が発生するようです」
みたいな、何もわかっていないのと同じような説明が多いです。
ただ、若くして白髪になる場合は遺伝的要因が強いようです。
また、ストレスによる白髪化はメカニズムまではっきりしているようで、これはノルアドレナリンの過剰な刺激によって色素幹細胞からメラニン産生細胞への分化が「進みすぎて」、色素幹細胞が枯渇してしまうことによって起こるようです。
「日焼け予防」や「シミ予防」とトレードオフになっている
髪を黒くするのも、日焼けやシミの黒さも、どちらもメラニンによるものです。
栄養などでメラニンを多く作ろうとすると、白髪対策にはなっても肌の美白はできそうにありません。
メラニンの材料はアミノ酸の「チロシン」で、チロシンをメラニンに変えていくのはチロシナーゼという酵素です。
また、「システイン」と「ビタミンC」はチロシナーゼを阻害します。
ですからチロシンを多く摂取すればメラニンは増えるし、システインとビタミンCを多く摂取すればメラニンを減らすことが期待できそうです。
「塗る」ということにいいとこ取りの可能性はあると思いますが、「飲む」場合は、どちらか片方だけを取ることは難しそうです。
トレードオフ(あちらが立てばこちらが立たず)ですね。
白髪対策の栄養素は使いづらいものが多い
あるサイトによると白髪対策の栄養素には、先に述べた「チロシン」の他に、「ヨード」と「銅」が挙げられていました。
これはいかにも使いづらい。
ヨード(ヨウ素)はそもそも日本人は過剰気味のミネラルです。
海が近いから。
逆に内陸の国では不足しやすく、ヨードが添加された食品が多く出回っているようです。
ヨードは不足しても過剰になっても甲状腺の問題を引き起こします。
銅もむしろ過剰が問題になることの方が多い印象です。
亜鉛と銅はセットで考えます。
銅はカカオに多く含まれ、また女性ホルモンのエストロゲンは銅の蓄積を促すとか。
ですのでチョコレート好きの女性で亜鉛のサプリメンテーションをしていない場合など、銅過剰が疑われるようです。
白髪対策に銅のサプリメンテーション、というのはちょっとね〜…
世間様が許してくれやんせん。
銅過剰でも銅欠乏でも白髪が促進されるメカニズムがあります。
銅過剰→ノルアドレナリン蓄積→色素幹細胞枯渇→白髪
銅不足→チロシナーゼ不足→メラニン不足→白髪
亜鉛の取りすぎで銅不足はあり得るので注意してください。
白髪対策のまとめ
というわけで私なりにまとめますと
- チロシンを多く摂取してみよう!
- ストレスに気をつけて!
- 銅の過不足はない?
- うんどう・おふろで血行をよくして!
一般的なアドバイスとなるとこの程度になりそうです。
むしろ「いい白髪染め」であるとか「白髪が似合うヘアスタイル」というベクトルで考えた方が有用かもしれません…
また、色素幹細胞が枯渇した場合の白髪は元に戻らないかもしれません。
細胞自体がなくなってしまっているので。
つまりストレスによる白髪は元に戻りにくい、ということになりそうです。
そこまでは行っていない白髪の場合は条件を変えることで黒髪に戻り得ます。
>> Jarrow Formulas, L-チロシン | iHerb
朝に1g から始めてみましょう。