千田本の中でも、特に何度も読み返した本。
読む度に刺さる。
第1章がやはり特に力が入っていて、価値が凝縮されている。
第2章で具体的な売り方のアイデアやビジネスの世界での法則などが出てくる。
いきなり第2章の内容から始まってしまうと、パンチが弱いなと感じた。
内容が具体的だからだ。
構成も勉強になった。やはり最初にとびきりのヤツを持ってくるのがポイントなのだ。
以下、引用と感想
年収の低い人の典型的な特徴として、苦手科目の克服に明け暮れていることがある
これは本当にそうだと実感している。
私の出会ってきた人の中にも、自分の長所をプレゼンするのがとてもうまい人がいた。
今までその人種を何人か見てきたが、皆結果を残している人ばかりだ。
彼らは自分の欠点について、そう易易と口にしない。
もし仮に口にするとしたら、状況を選んでいるし、ちゃんとその効果をわかって発言している。
彼らは真実を正直に述べることに、まったく興味が無いように見える。
意識しているのは常にその効果であり、自分の目的にとってプラスかどうかだけ、といった風情だ。
それに対し、長所のプレゼンが下手な人は山のようにいる。
いや、下手というか、一切プレゼンをしない人たちだ。
きつい言い方のようだが、結局のところ彼らは「察してくれ人間」なのだ。
生き方が甘いのである。
批判されないことが最優先の生き方だ。
どちらが高収入か、は私の手持ちの1次データでも既に結果がでている。
完全に長所をプレゼンしていくタイプのほうが高収入である。
才能のギブ&テイクをする
美しい言葉だと思う。
ギブ&テイクの部分でなく、「才能の」と限定した所が、だ。
細々したギブ&テイクほどうっとうしいことはない。
「年賀状が来たから返さないわけにはいかない」とかそういうの 笑
小さな部分は、どうでもいいがゆえに「ギブ&ギブ」や「テイク&テイク」でもいいと思っている。
小さいことだから、どうだっていいのだ。
最も大きなギブ&テイクは才能のやりとりだと私も思う。
先程の話ともつながるが、長所(才能)を伸ばさない人間はこの世界に入ってこれない。
ちまちましたギブ&テイクの世界で、対価が釣り合ってないだのなんだのとブツブツ言い合うコースだ。
それに対し才能に対する敬意は絶対的なものである。
文句のつけようがない世界。
格下の人間が虚勢を張っているのを見せられるのは本当に苦痛
確かに。
虚勢を張るのは、ある意味、仕方がないことだ。
それはわかっている。
だが、だからこそ、それをできるだけ見たくないわけで。
心のなかで虚勢を張るのはもちろん構わない。
だが外に出してしまうのはアウトだということ。
目の前でウンコされるのと似たようなことだ。
そりゃあ、人間だからみんなするわけだけど。
いたたまれなくて見ていられない。そういう類の不快さだ。気をつけよう。
「もっとシャンとしろ!」と言われたことのある人は、100%くねくね星人だ
くねくね星人は成功できない。
なんとなく、頼られず
なんとなく、信用できず
なんとなく、舐められるからだ。
しかし、ここに関してはちょっと違うことを感じた。
現代では、「くねくね星人」でも成功できる場所があるんじゃないか、と思った。
それはネットだ。
パッと見で露骨に舐められるようなタイプの人が成功するのが見たい。
の◯ゃおじさんとか、イ◯ハヤさんとか・・・?
いや、もちろん実物に接したことないので完全イメージですけど。
そんな気持ち、あるでしょう?
もし逆に、そのあたりの人が実際に会ってみると、ものすごく軸のしっかりした迫力のあるひとだったら、
体をつくることが普遍的に必須だということが明らかになる。
第二印象とは、会ってから話し終わって別れるまでの間の印象のことだ
3つの段階で考えるといいと思う。
第一印象、第二印象、第三印象。
第一印象はぱっと見。
第二印象は、5分10分の会話。つまりプレゼン。
第三印象はそこから先。つまり中身。
全てが重要である。
私の一次データでは、第二印象が優れているタイプが優秀なイメージがある。
案外、第一印象は第二印象次第でなんとかなるのかもしれない。
群れないけど、声のかけやすい存在を目指す
この、○○だけど☓☓、という形式は非常に重要だ。
よくみる第1象限~第4象限のグラフ、あれの言語版がこの表現である。
軸は2つあり、その2つの軸を混同していることがほとんどだということだ。
群れることと声をかけやすいこと、
群れないことと声をかけにくいことがセットだと思いこんでいる。
これが2軸を混同しているということだ。
群れるか群れないかと、声のかけやすさは無関係。
この認識が全てのスタートである。
はぁ、しっかし何度読んでもおもしろい・・・。
あなたもぜひどうぞ。

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