「何を目標に生きていけばいいのかわからない」
「何かを始めても継続できない」
「やる気がでないし、なんだかいつも無気力・・・」
という方に。
もしあなたが学生さんならなおさら、経験談から先輩としてお伝えしたいことがあります。
私も何を隠そう、学生時代は相当な無気力人間でして。
残念な告白になってしまいますが、
中学時代に授業はサボるわ、高校時代に部活は辞めるわ、とにかく何に置いてもやる気なしでした・・・
教師に「君はもっと前にでなさい」と言われたり、無気力すぎてなのか「何考えてるのかわからない」と言われてフラれたり・・・。
なかなかの逆無双っぷりでしたよ。
しかし今では本業をこなしつつ、副業的にブログの執筆・筋トレ、趣味で登山やピアノなど、まぁまぁ精力的に活動しています。
振り返ってみると、当時なぜそんなに無気力だったのか、よくわかるんですよね。
私が言いたいのは「あなたが無気力なのは、あなたのせいではありません」ということ。
無気力なあなたを見て
「だらしない性格」
「世の中の厳しさを知らない」
「あまちゃんだ」
などと言う人もいるでしょう。
しかし、気にすることはまったくありません。そう言う彼らには何か状況を変えるアイデアも力もないのですから。
でも私にはそのアイデアも力もある。・・・かもしれません。
もちろん無気力の原因はさまざまあるのでしょう。私にそれら全てをフォローするような知識も経験もありはしません。
ただ、自分の経験から、過去の自分に対してだけははっきりと言い切ってあげることができます。
私の経験から結論をいうと、無気力なのは「性格」のせいではありません。
そうではなく、とある「体質」に問題があるのです。
その体質を改善することができれば、無気力は吹き飛びます。
この記事では、このことを深堀りしていこうと思います。
無気力をつくるのは体質
人を無気力にするのは、体質が大きく関与しています。
生まれ持った性質です。
DNAによって決まってしまう、基本的に変えようのない部分ですね。
無気力になりやすいのはどういう体質か
当ブログでもよく言及する痩せやすい/太りやすいも体質です。
では、無気力になりやすい体質とは何なんでしょうか。
それはアレルギー体質です。
アレルギーを起こしやすい体質の人は、無気力になりやすいのです。
本人の意志は関係ありません。
どれだけ強く想っても、身体が動かないものは動かない。そういうものです。
では、なぜアレルギー体質は無気力になりやすいのでしょうか。
なぜアレルギーで無気力になる?
アレルギーを起こしているとはすなわち、身体が炎症を起こしているということです。
そして身体が炎症を起こしているということは、身体の免疫システムが外敵と戦っているということ。
侵入してきた細菌やウイルスと戦っている状態です。
原始時代の人間にことを考えてみるとわかりやすいです。どういうときに免疫システムが働くか。
その最たる例は、怪我をしたときです。
怪我をすると、皮膚というバリアが破れ、細菌やウイルスが体内になだれ込んできます。
血小板などが傷を塞いている横で、侵入者と免疫細胞達が全面戦争を行うわけですね。
余談ですがこのあたりのことはベストセラー漫画 >> はたらく細胞 を読むといいですね。基本的な免疫の振る舞いがめちゃくちゃわかりやすく理解できます。赤血球超かわいいですほんと。
この戦争状態になったときというのは、戦時中の日本と同じです。国民全力を上げて戦争にのぞみます。余計なことをしてはいけません。
カラオケ行ってウェーイしてたら間違いなくシバかれます。無駄なことにエネルギーを使うなと。
そうです、炎症を起こしている状態だと脳は「何もするな!」「安静にしとけ!」という司令を出すのです。 *1
「今は狩りなどの活動をするよりも、治療が優先だ!」として、やる気が出ないように働きかけるのです。
だから、アレルギー体質の人はつらい
これが本当に怪我のときだけの反応だったら問題ないんです。
ところがアレルギー体質の人にとってはそうならない。
アレルギーというのは「本来異物ではないものに対して免疫システムが反応すること」です。
例えば「小麦を食べたら軽くアレルギーが出る」のであれば、小麦製品を食べるたびに脳はやる気を下げてくるわけです。
そしてアレルギー体質の人は重々承知のことと思いますが、ぶっちゃけ現代医学はアレルギーに対してパッとした対策が無いし、アレルギー体質の人にとってはもうなんでもかんでもアレルゲンになるんですよね。
そしてはっきりと原因は不明ながら、伝統的な生活を送っている現代の狩猟採集民を観察する限り、かつての人類にはアレルギーは無く、アレルギーは現代人特有のものと考えられるんです。
これは怪我や感染症に対しての反応とはわけが違います。しなくていい余計な反応なんです。
だから、アレルギー体質の人は無気力になりやすいのです。
常に炎症が起こっていて、常に脳ができるだけ活動できないように身体を制御している状態なのです。
これはつらいです。
では、一体どうすれば解決できるのでしょうか?
無気力から脱したければ食事を変えるしかない
当然ながら、食事を変えなければ、体質を変えることはできません。
このとき、必ず超えなければならないハードルあります。
これ抜きでは、体質を変え、無気力から脱することはできません。
冒頭で述べたように、私はこのことを学生にこそ伝えたい。
若く本来エネルギーもあふれる10代~20代の学生が、無気力を脱してイキイキと活躍できるようになることには大いなる価値があります。
必ず超えなければならないハードル。
それは自炊です。
食事の管理を、完全に自分で行うことです。
すごくハードルが高いことはわかります。
母親にどう説明するのか?キッチンはどうするのか?そんなお金がないよ!
わかってます。
それでも何とか工夫して、完全に自分で食事を管理しなければ無理なんです。
なぜなら、アレルギー改善の食事には答えがないからです。
「これで正解!」というものがはっきりとあるのであれば、そのメニューを母親に伝えればよろしい。
協力さえしてもらえればそれで終了です。
しかし、アレルギーというのはそう甘くないんです。答えがない。
できることは自らの身体で仮説と検証を繰り返すことのみです。
つまり、結果が悪ければせっかく考えたメニューでも即中止になったりします。
頻繁なメニューの変更、実験的な極端な食事などなど、それらを手伝わせるのはよっぽど理解があって協力的でないと無理です。
「すごく改善してきた!これで正解だ!」と思っても、しばらくすると思わぬところで弊害が出ることもざらです。
そのときに罪悪感を感じずにメニューの変更を頼めますか?食材の在庫を処分できますか?
少なくとも、私には無理ですね。
大した知識もない普通の主婦を、ハードな栄養学実験に付き合わせることはできません。
ですので、厳しいようですが、自炊はマストです。
毎日毎日、出てくるフツーの食事をなんとなく食べていても、永遠に何も変わりません。
体質は食事でつくられます。本気で変わりたいなら、大きく動かなければなりません。
本気で体質を変える方法
本気で体質を変える具体的な方法はこうです。
- 高度な栄養学をひたすら勉強する
- 食事を変え、自分の身体で実験する
- 結果がどうだったか確認する
ひたすらコレのループです。コレしかありません。
「高度な栄養学」は、この道の先輩として信頼できるものをいくつか紹介しておきます。
いまでは相当な体質改善ができて偉そうに語っている私も、実は相当な遠回りをしてきました。
背が伸びる(という触れ込みの)クソ高いカルシウムサプリとか、海洋深層水がどうのとか、プロポリスとか・・・。
マクロビ、ビーガン、断食、超少食・・・
それらが厳密にまったくダメと言い切れるわけではないですが、まぁおおむねクソなので、そういったものは避けれるようにしてあげたい気持ちなんです。
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👆 これらはパレオさんこと鈴木祐という論文マニアの神ライターさんの本です。
究極に知識がまとまっている決定版ですので、「黙って読め」って感じ。
これらを読んで「知識の軸」をつくれば、あとは試行錯誤です。
まったく方向性も何もわからない状態からの試行錯誤は単に無意味です。
巨人の肩に乗りましょう。
パレオさんは間違いなく頼れる巨人です。
この巨人の肩にのれば、あなたの健康レベルをマイナスからゼロまではほぼ間違いなく持っていけるでしょう。
そして実際に巨人のこの人、ボディビルダーの山本義徳さん。
実はボディビルダーって、栄養のプロなんです。みんな鬼のように詳しい。
その中でも群を抜いて知識が豊富なのがこの山本義徳さんなんです。選手としてもトップ、知識もトップ、人柄もトップという感じ。日本ビルダー界のグルです。
彼はサプリメントを「限界健康レベル達成物質」と言っています。マイナスからゼロを終えて、健康の限界に挑みたいのなら、このレベルの知識を得ておくとエキサイティングですよ。
パレオさんの主張と食い違う部分も細かくは出てきますが、そのレベルまでいくと後は自分で試してみるのみです。
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無気力改善のあとがき
正直、上記の3冊を読みつつ、実践しつつ、検証しつつで十二分に体質を改善していけると思います。
特に学生さんにとってはいろいろとハードルが高いのはわかりますが、それでも言いたい。
それに見合うだけの価値はあります。
元々アレルギー体質で苦しんでいる人であれば・・・、ちょっと残酷な言い方になるかもしれませんが、アレルギーのない世界がどういうものかすら知らないんですよ。
私はアレルギー体質と、それを克服した世界の両方を知っています。
ぶっちゃけ、アレルギー体質だとめちゃくちゃ人生損です。
普通は何もしなかったら、その分エネルギーが蓄えられたり休息になったりするじゃないですか。
アレルギーだと違いますよ。ずっと身体が戦わなくていいものと戦い続けてるんですから。
何も活動してなくても疲れるんですよ。ひどいもんです。
私が、まさにそうでした。
あまり食べす、また活動しないほうがアレルゲンにさらされることを避けれるからでしょうか、どんどん少食になっていきました。そして寝てばかり。
身長が176cmあるにも関わらず、体重が48kgまで減ったのはそのときです。
それでも、その方がまだ楽だったんです。当時は。
人生は残酷ですから、スタート地点から全然違うんです。
でも、本気で取り組めば変えられます。それも確かなことです。
私は現在、はたから見ればずいぶんストイックな食事を続けているように見えるでしょうが、とんでもない。
適当なものを食べて体調不良を起こしまくっていたかつての苦しみに比べたら、まじで何でもないことです。比べ物にならない。
似たような体質の人は、やっぱりほっとけないです。
繰り返しますが、アレルギー体質をほったらかしにできるのはアレルギーを克服した後の世界を知らないからです。
ずっと体調不良だと、自分が体調不良であることにも気づけません。
こっち側に招待したい。
でも、それを実行するのは自分自身です。私にはどうすることもできません。
無気力なのはあなたのせいではありません。
あなたの人生の目標が見つからないのは、単に炎症によって脳が何にもやる気が出ないようにしているからかもしれません。
だとしたら、あまりにもバカバカしくないですか?
私はごめんです。
あなたはどう思いますか?