サカトのバイオハック

サカトのブログ

さかと流「リーンバルク」の方法を解説するよ!【自炊はしません】

北島達也さんのYoutube動画から筋トレを始めたんだけど、最近停滞ぎみだなぁ・・・。」

「筋トレ2年目。タンパク質は十分摂っているはずなんだけど、バルクが停滞してきた。・・・原因はなんだろう?」

そんな(ニッチな)悩みに答えます。

だいたい筋トレ初心者~中級者くらい向けの記事になろうかと思います。

よく知らない方、超初心者の方はよくわかんないかも。

関係なさそうな方は離脱してくださいまし。

さて、いきなり答えですが

ズバリ炭水化物が足りません

勉強熱心なあなたはタンパク質を大量に摂取することの重要性は、もう十分に理解していることと思います。

次に、できるだけ脂質を摂らないことの大切さも。

この2つを押さえていれば、かなりのレベルまではいけますね。

一般人からみたら結構ヤベェ身体になれてることと思います。

では、そろそろ炭水化物にも本気で目を向ける段階がきましたよ。

「え?でも北島センセイが日本人は炭水化物ばっかり食べてるから普通にしてても炭水化物は足りてるみたいなこと言ってましたよ」

「だから僕はあんまりカーボ(炭水化物)のことは考えてこなかったんですけど・・・」

そこですよ。

それはね、そもそもタンパク質をたくさん摂ることの重要性も理解できていないレベルの初心者に伝えるための言い方なんです。

実際、普通の日本人は炭水化物ばっかり食べてタンパク質はほとんど摂ってません。

だからその言い方で良いんです。伝わりやすいんですよ。

でもね、中級トレーニーになったらもう忘れましょう。

中級トレーニーがさらにバルクアップしたければ、その一般人の「炭水化物ばっかり」の量以上の炭水化物が必要になります!

もちろん「タンパク質を十分に摂って、脂質は抑えめ」という条件下で。

例えば現在176cm75kgの私(体脂肪率は10%~12%程度だと思われます)がバルクアップをしようと思ったら、

ざっくり一日600gの炭水化物が必要です。

一日6回の食事をするとして、1回ごとに100gの炭水化物を摂取し続けなければなりません。

これはコンスタントに摂取し続けるにはかなりの量です。

普通に何も考えず食事してたら1回で100gいかなかったりしますから・・・。

低脂質なものからカーボをそれだけ摂るとなると、これは何となくご飯大盛りにするとかでは達成できません。

しっかり考えておかなければなりません。

高脂質でもいいんだったらカーボをたくさん摂るのも結構簡単なんですがね…

例えば、マックのチーズバーガーセットなんかを頼めば

・チーズバーガー   炭水化物 30g  脂質 15g
・ポテトM      炭水化物 50g  脂質 20g
・ファンタM     炭水化物 40g

とかで炭水化物を120g摂取できます(ジュース飲まなければそれでも足りませんが)。

脂質が35gついてきますがね・・・。

これを6回食べればカーボは十分です720g摂取できますが、脂質は200g近くになります。

完全にデブりますし、身体を壊すかもしれません。

シリアスなトレーニーなら脂質は一日60g程度に抑えたいものです。

だから難しいんです。

しっかり戦略を練っておかねばなりません。

具体的に私のやり方を書きますと。

バナナとおにぎりを常にカバンに入れておくことです。

そして間食のプロテインと同時に2~3個(本)食べます。

要するに3時間おき程度に「タンパク質30~40gと炭水化物100g」を摂取し続ける感じです。

脂質はほとんどありません。

変態ですね~。

この上、食事は普通にします。

食事で気にすることはちゃんと炭水化物を100g以上摂ることと、まぁできるだけ、脂質を摂らないことです(それ意外は適当です)。

タンパク質はプロテインで補います(タンパク質まで食事でなんとかするのは私には無理でした)。

これが私のシリアスなリーンバルク中の食事です。

結局、シリアスなバルクアップは超大変だという話です。

タンパク質と同じくらいシリアスな意識で炭水化物を摂り、

減量中の半分くらいシリアスな意識で脂質を避ける。

3大栄養素全てに目を光らせなければならない。

北島達也さんはここらへんを黙ってたんですよね。

エライよ!

これを言っちゃあ未経験者は筋トレを敬遠しちゃう。

そこまでしなくてもそこそこ良い身体にはなれますからね!

最初はタンパク質をしっかり摂ることだけを気にしてれば十分ですから!

しかしその先を求めるのなら。

だんだんラクはできなくなってくるわけですね~。

おわりのテツガク。

炭水化物は栄養素の中で最も「ツール」的な存在です。

必須脂肪酸や必須アミノ酸という言葉は存在しますが、必須糖質みたいな言葉はありません。

賛否はおいておいても、糖質制限というものすら存在するわけですから。

そのようにヒトにとって絶対に必須なものではないのです。

だからこそ、「ツール」であるからこそ、使い方が重要になってくるわけです。

めちゃくちゃ運動量の多いマラソン選手や水泳選手は、めちゃくちゃ大量に炭水化物を摂取しています。

そうしなければエネルギー切れを起こすからです。

逆に一般人は炭水化物って、正直あんまり摂らないほうが健康的です。

で、バルクアップさせたいトレーニーにはこれまた必須のものです。

ね。

炭水化物は便利な道具です。

人類の歴史からいっても、「新しい栄養」ですし。

最新テクノロジーと同じく、要は使い方なのですよ。

私はホントに、炭水化物には「最新テクノロジーに向けるまなざし」を向けています。

なくてもやっていけるけど、世界を変えていくもの、です。

そのあたりの歴史を勉強するのも面白いですよ~と。

5年前に面白く読んだ本ですが、現在無料本の模様。

炭水化物が人類を滅ぼす

「歴史として炭水化物を見る」。知的な楽しみをどうぞ!