こちらの記事で「足の冷えには筋トレがベスト!」という話をしました。
今日はその記事の補足情報です。
この記事を読むと、なぜ筋トレで冷えが解消できるのか、より正確に理解することができます。
↑これは・・・マシンを肩で担ぎ上げるトレーニングですかね・・・?
アフターバーン効果
上記記事では
筋肉量が増えることにより代謝が上がって体熱生産能力が上がり、冷えの解消につながる
ということを書きました。
もちろん間違ってはいないのですが、正確には「代謝が上がり」ではなく「安静時代謝が上がり」なのです。
じっとしてても身体はカロリーを消費します。
それが「安静時代謝」です。
そのとき、筋肉量が多いとカロリーの消費量が大きくなりますので、冷えに有効という話でした。
実は筋トレで代謝が上がる理由はもう一つあります。
それがアフターバーン効果と言われるものです。
アフターバーン効果とは、筋トレ後しばらくの間、ずっと代謝が高い状態が保たれる現象です。
有酸素運動ではこの現象は起こりません。
高強度の運動に特有の現象です。
どれくらいの時間アフターバーンが続くのかには諸説ありまして、6時間~48時間程度と言われているようです。
これはなかなかすごいことでして、ど初心者でもトレーニングするだけでいきなり代謝UPが確定しているということです。
筋肥大を待たずとも代謝UPは達成できるわけですね。
ほんと気前がいいもんです、筋肉というやつは。
有酸素と筋トレを比較
代謝UPに関してちょっと整理しますと、
・有酸素運動は「運動している間だけ代謝UP」
・筋トレは「運動している間だけ代謝UP」+「アフターバーン効果でしばらく代謝UP」
・さらに筋トレで筋肉量が上がればずっと「安静時代謝がUP」
という感じです。
ですので、筋トレで冷えが解消される理由は
アフターバーン効果による代謝UPと
筋肉量増加による安静時代謝UPの2種類があるということなのです。
ちなみにこのアフターバーン、傷ついた筋を修復するためのものだそうです。
超回復のために体中が活性化しているようなイメージでしょうか。
断トレ実験での気づき
どうしてこの記事を書こうと思ったかと言いますと、ちょっと興味深い経験をしたからなのです。
正月休みのときに、あえて7日くらい連続で筋トレをさぼってみたのです。
正月に実験的に筋トレをやめてみました
— サカト @ アンチエイジング (@Sakato0) 2019年1月5日
約1週間筋トレせずに、逆にあえて極力ゴロゴロして過ごしました
結果、体は特に変わりませんが、森羅万象ヤル気ゼロです
いかにもヤル気のでそうな『キングダム』を最新刊まで読破しましたが、超無気力(超面白かったけど
メンタルへの影響力ありすぎて笑う
まぁ無気力になったのはちょっと脱線しますのでこの記事では触れません。
このツイートでは書きませんでしたが、このときいつもと同じ温度設定で暖められている部屋なのに
わずかに寒気を感じたのです。
筋トレをはじめてからというもの、とにかく寒くなくてテンションの上がっていた私としては驚きでした。
7日筋トレしなかった程度で筋肉量がそんなに大きく落ちることはないはずなので「あれ?もう代謝落ちてきたのかな?」と一瞬戸惑いました。
そこで気づいたんです。
筋肉量増加による安静時代謝UPよりも、はるかにアフターバーン効果による代謝UPのほうが影響力が大きいのか、と。
7日筋トレさぼっても筋肉量は落ちません。
落ちたのは筋肉量低下による安静時代謝ではなく、アフターバーン効果による代謝です。
こういった観点から言うと、筋トレはできるだけ多い頻度でやったほうが良さそうですね。
ずっとアフターバーン効果による代謝UPを発動し続けることができます。
まとめ
・アフターバーン効果によってしばらくは代謝がグンとUP
・筋肉量が上がれば恒久的に代謝が少しUP
・有酸素運動はやっている間は代謝がUP(あまりやると筋肉量落ちますが・・・)
ま、筋トレが最終回答です、と・・・。